ハコイリのムスメ・最新34話のネタバレと感想｜クッキー3月号

2021年1月26日発売の「クッキー」3月号に掲載されている「ハコイリのムスメ」第34話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

ハコイリのムスメ・第34話のネタバレ

家で飲み会中の珠子たち。

話題は、紀之が以前、大森の兄・達夫から頼まれていたバイトの話になる。

達夫は作家であり紀之とも仲が良い、さらに本が好きな紀之にはもってこいの話だった。

珠子はその話に興奮するが、紀之は珠子との夏休みで帰省するため断ったのだと言う。

せっかくだから引き受けるべきだと熱く語る珠子だが、紀之は興味がない様子。 それが本心じゃないと見抜いた珠子は、紀之にはやりたいことをやって欲しいのだと背中を押した。

そう言い残して別室へと移った珠子。 卓は、やりたいことを見つけるのを怖がっているのか、と紀之を挑発する。

紀之は複雑そうに、心境を話しだした。

珠子の家に嫁ぐと決心するまで、ものすごく時間がかかったこと。 珠子の家の会社の事業に興味が持てないこと。 だからと言って自分のやりたいことがあるわけでもないこと。

それなら大好きな珠子といられる道を選ぶ、と割り切ったつもりだったこと。 そんな時、達夫との出会いで取材活動に興味を惹かれたこと。

世界を行き来しながら執筆する自分を想像したら鳥肌が立つ…そう語る紀之は、これ以上達夫に近づかないよう、自らブレーキをかけていたのだった。

それを聞いた卓は、紀之がかっこつけで思考停止だと言う。 そして、将来は何も決まっていないのだから、人生楽しめと喝を入れるのだった。

その時、紀之の携帯に達夫からメッセージが。 どうやら珠子が連絡を入れたらしく、結局達夫のもとにバイトに行くことになったのだった。

 

翌日、珠子は実家に帰省する前に紀之にあるものを渡す。 それは珠子手作りの富士山ご招待券。

珠子の家に婿入りすると決めてくれた紀之への感謝の気持ちだと告げ、珠子はそれが自分のバイト代であることも伝えた。

お嬢様だった珠子が、人生初のバイトで稼ぐことの大変さを味わいながら貯めたプレゼント。

紀之は笑顔でお礼を伝え、自分の気持ちを珠子に伝える。 自分が珠子といると安心すること。 老人になっても一緒にいたいこと。

珠子はそれを聞いて、自分も同じ気持ちだと言う。 絶対に離れないし紀之のことを一生大切にする…と誓うのだった。

珠子が実家に帰省した後。 紀之が達夫の家に訪れると、久々に達夫の妹に再会。

夜、珠子は電話で紀之から、バイトの話を聞いていた。 楽しそうにする紀之に、珠子も嬉しく思うのだった。

珠子は思う。 きっと来年から紀之は園田家に入り、祖父たちにしごかれてしまう。 その前に、紀之には好きなことを思う存分やって欲しい…と。

 

しかし翌日、珠子は母との雑談で衝撃を受ける。 珠子は来年から紀之がこの家に住むと思っていたのに、母は、紀之も実家暮らしになるだろうと言うのだ。

珠子は父に話を聞くことにした。 すると、会社の事業のことを考えれば珠子たちの結婚は5〜6年先になるだろうと言われてしまった。 さらに上京してから4年も紀之と暮らしているのだから、大学卒業から結婚までの間の数年別居することくらい我慢しろとまで言われてしまった…！

ショックを受けた珠子は紀之に電話で説明するが、紀之は納得する。 電話の向こうで、紀之を呼ぶ声が聞こえる。 紀之は、バイトが遅くなった日には達夫の家の夕飯を食べていくのも珍しくないらしい。

珠子は、今まで通り紀之と暮らせなくなってしまうことに、心が重くなってしまうのだった…。

 

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ハコイリのムスメ・第34話の感想

まさかの別居という流れになってきてしまいました…！ 卒業と同時に婿入りするのかと思いきや、結婚までまだ後5〜6年！？ 珠子がショックを受けている反面、紀之さんは達夫のもとで楽しそう…。うーん複雑です。

しかし、今回から最終章に入ったとのことです…！ 徐々に終わりに近づいてきているようですが、まだまだハッピーエンドが見えてこない！！(*´-`) 珠子と紀之が富士山に登るという時に、何か決定的に心境が変わることがありそうな予感もしますが…！ お互いにとってかけがえのない存在となっている珠子と紀之。 2人が寂しい思いをすることのないように、と願うばかりです…！