夏目友人帳・第110話のネタバレと感想｜LaLa5月号

2021年3月24日発売の「LaLa」5月号に掲載されている「夏目友人帳」第110話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

夏目友人帳・第110話のネタバレ

顔の入った箱が戻ってきたことに動揺する二人。

すると、箱の中から声がして名を返して欲しいと言うのです。

友人帳に名のある妖だと知った夏目はさっそく開きますが、反応をしません。 さらに夏目は妖に名を聞くと「可可」と言うのです。

なんと夏目はさきほど来た妖にその名を返していたのです！ 返す名前を間違えたのかと顔を青ざめる夏目でしたが、友人帳が反応したのは事実。

しかし自分のことを可可と名乗る妖は、まぎれもなく自分の名だと言います。

すると、先ほどの妖が惑わされてはダメだと言いに帰ってくるのです。

夏目は確認すると、妖は正しい名を返してくれたから力がみなぎっていると言います。 そして箱の中にいる妖に対し、いまさら何を吠えようと気にする必要はないと言って始末しようとします。

とっさににゃんこ先生が妖の手に噛みつき、妖は逃げてしまいます。 あの言い方はまるで本物を始末しているのだと感じた夏目は箱の中の妖に本物の可可なら話を聞きたいと言います。

可可といえばただただ強靭無敵。 近付くものは皆恐れひれふしへつらい、雑魚共がたばになって挑みこようともことごとく打倒していた様子。 しかし今は見るかげもなくなってしまった可可。

それでもあの名は自分のものであると言い張ります。 何者にもなれずただ心のままに荒れていた自分がたった一つもらったもの。あの名にこめられている憎しみも親しみも自分のもの。

にゃんこ先生は、実際その名は他の妖に返ってしまったことを指摘すると可可自身も長い眠りから覚めたばかりで記憶がはっきりしていませんでした。

体も見当たらないと言う可可の言葉に夏目たちは驚きさっそく顔が埋まっていたところに向かいます。

にゃんこ先生は可可の顔と体がなぜ別々なのか気になる様子。 すると、レイコに切れと言われた気がすると話します。

まるでハートの女王だと感じた夏目でしたが、とにかく体を探そうと地面を掘り始めます。

二手に分かれて掘っていると、にゃんこ先生の手に何やらぶつかります。 体を見つけたと叫ぶにゃんこ先生の元に行こうとした瞬間、なんと先ほどの妖が現れたのです！

しかもにゃんこ先生が見つけたのは木の根っこ。 妖は騙されたことに怒り、夏目たちも喰うと襲い掛かりますがにゃんこ先生が化けると逃げてしまいます。

一瞬、妖の衣の中か箱の中と同じ顔が見えた夏目。 可可は当たり前すぎて忘れていたと話すとにゃんこ先生はだいたい読めたと言います。

先ほどの妖は可可の墓場を掘り返し、もう一つのほうの可可の顔を見つけ出した様子。 そしてその顔を吸収したことによって、友人帳が反応したと話します。

夏目が返したのは妖の腹についていたもうひとつの「可可」の顔。 夏目はこんな形で返したとしてもダメだと思い、夏目たちは近くの道を歩きます。

そのとき怪しげな影を見つけ、とっさに振り向くとそこには鉄塔がありました。 そして鉄塔の向こうにはなんと可可の体があったのです！！

いそいで取りに行こうとすると、先ほどの妖が先に飛んでいきます。 これ以上可可を奪わせるわけにはいかないと、にゃんこ先生にまたがり向かおうとした瞬間、可可はレイコの言葉を思い出し夏目たちを止めます。

なんと、可可の体中には滅ぼしの呪い文字が書かれていたのです！

かつて名もなき妖だったとき、自分を退治しようとしてきた人間にやられた様子。 レイコはそんな可可に「体」を捨てることを提案していました。

体ごと呪いを切り離した後、通りかかった小物に回復の地に埋めてくれと頼んだことを思い出します。

しかし体を捨てた理由を知らない妖は、可可の体に触れ怖くなりもうひとつの可可も捨て逃げていくのでした。

これでようやく名が戻り、穴ぼこ事件も幕を閉じました。

妖は人とは違く怪しい存在。 しかし妖についた名は大切な名であり、決して疎かにするわけにはいかないもの。

人だろうと妖だろうとどれひとつとして―――。

 

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夏目友人帳・第110話の感想

体が分離をしていても、名は返せるのですね…。 まさか先ほどの妖が可可を取り込んでいるとは思いませんでした。

そもそも、前話のあの靴はどうなったのでしょうか。 あれは夏目に近付くための作戦だったとか？今回はすでに裸足でしたし、本当の姿はリスのようでしたし…

体に取り込むことで自分の妖力があがるのも驚きですね。 今回は摩訶不思議な出来事ばかりした。

しかし、人も妖も名を大切にしていることがわかるお話でした！ 私も親が名付けてくれたこの名前を大事にしていきたいと思います。