私たちはどうかしている 新婚編 -桜色の連歌・第5話のネタバレと感想｜BELOVE

「BELOVE」に掲載されている「私たちはどうかしている 新婚編 -桜色の連歌」第5_話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

加賀見には、かつて最愛の妻がいました。
しかしその妻は当時の美しさは見る影もなく、加賀見の部屋の暗い棺の中で白骨化死体として横たわっています。

七桜は、牧瀬が運転する車に乗り込みます。
どうしても牧瀬に尋ねたいことがあるのだと切り出す七桜。

彼女が聞きたかったのは、加賀見の句会の生徒だった黒崎という人物が自殺した件についてでした。
事件の内容は、黒崎が一方的に想いを寄せていた「加賀見茜」という名の女性をナイフで刺して殺害したというものでしたが……。

場面は変わり、椿と多喜川は今回の事件の殺害方法について話をしています。

椿は最初、台所からぼたもちを持ってきた田村和人が毒物を入れた犯人だと考えていました。 しかし冷静になって考えると、被害者である星野は自らあのぼたもちを選んで食べていたのです。そして毒物が入ったぼたもちは、お盆に盛られた6個のうちたった1つでした。

椿は掌にぼたもちに例えた石ころを並べて、もし自分がこのうちの一つを取った後、多喜川が次に石を取るとしたらどれを取るかと尋ねます。

多喜川はなんとなく左隣に石を取りました。
行動心理的に、普通の人はその状態で差し出されると自然と左隣にある物を掴んでしまうのです。

つまり例の事件では、自分で毒入りぼたもちを選んだかのように見せかける選択の誘導が行われていたのでした。

そしてあの場でそれができたたった一人の人物とは、ぼたもちを最初にひとつ取り、お盆を星野へ差し出した……加賀見だけだったのです。

シーンは七桜と牧瀬がいる車内に戻ります。
牧瀬は重い口を開き、連句会に秘められた黒い秘密について語りだしました。

牧瀬は当時、知り合いも誰もいない土地に嫁いできて孤独な毎日を生きていました。
そんな中入会したのが加賀見の連句会です。
さらに既存メンバーだった草柳が、気さくに話しかけてくれたことにより牧瀬の日常は一変していきます。

草柳から、身に着けるだけで運気をあげてくれる石のブレスレットを勧められた牧瀬。
試しに草柳からそれを購入して身に着けてみると、見る見るうちに運気が上がり、草柳の話に牧瀬はどんどんのめり込んでいきました。

そしてそれは、黒崎も同じだったのです。
しかし黒崎は、しだいに草柳に金を払えなくなっていきます。

すでに草柳に依存していた黒崎は、彼女に捨てられることを恐れて、彼女に支払うための金を捻出することで頭も心も支配されるようになっていきました。

牧瀬は語ります。
おそらく黒崎は、加賀見の家に金を盗みに入り、そこで加賀見茜に反抗を目撃されて彼女をナイフで刺したのだろうと……。

牧瀬たちはその後、黒崎が茜に好意を抱いていて反抗に及んだと口裏を合わせることにしました。

しかしそんな彼女たちの嘘を、加賀見は見抜いていたのです。 そうして加賀見は彼女たちに対して復讐を計画するようになり……。

実は牧瀬、加賀見から自殺をするように脅されていました。
彼女は車に乗ったまま事故に遭って命を絶ち、加賀見に対して償いをするつもりでいました。

しかし七桜がそれを止めます。
牧瀬と自分が死ねば椿が牧瀬の家族を呪うだろう、そんな悲しい連鎖は断ち切らねばならない。

七桜の言葉にハッとした牧瀬は、寸でのところでブレーキを踏むのでした。

その後、椿の推測から、加賀見がもう1人誰かを殺そうとしていることが明らかになり……。

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まさかの加賀見先生が犯人だったとは！底抜けに親切で優しい人なのかと思っていましたがとんでもない本性を隠し持っていましたね。

しかし加賀見先生が変わってしまうのも無理はないかも……。 良心をもって接していた生徒たちから裏切られたわけですからね。 しかもそのうちの一人には最愛の妻を奪われてしまうという。加賀美先生を殺人犯にしたのは、間違いなく生徒たちの裏切りのせいだと思います。

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