私たちはどうかしている 新婚編 -蝶の棲家-・第2話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ BE・LOVE

2022年8月1日発売の「BE・LOVE」9月号に掲載されている「私たちはどうかしている 新婚編 -蝶の棲家-」第2話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

鳳家の当主・艶子から御菓子の依頼を受けた七桜と椿

しかしいざ鳳家に行ってみると、そこには女将の姿がありました。しかも以前と違って七桜たちに対して礼儀正しい態度をとる女将の姿に、七桜たちは動揺してしまいます。

しかし話を聞いていくうちに、女将は本当は艶子のことを嫌っており、不本意ながらこの邸宅で世話になっていることが明らかになります。

他に行く当てもない女将は、性格の悪い艶子に対して遜りながら肩身の狭い思いをしていました。

そんな女将の小さくなってしまった様子を見た椿は、女将にはもっと別の生き方があるのではないかと指摘します。

女将のことをほっておけなくなった椿は、鳳家の御菓子作りの依頼を買って出て、艶子を納得させた上で女将にも寄り添えるような御菓子を制作することを胸に誓うのでした。

艶子が椿に菓子を依頼した理由

鳳家の現当主・艶子と女将に、血のつながりはありませんでした。

しかし殺人未遂を犯した女将には行く当てもなく、彼女は不本意ながら鳳家の門を叩きます。艶子は女将のことを門前払いすることもできましたが、同情したのか、女将に利用価値を見出したのか、彼女を邸宅に招き入れました。

殺人未遂を犯した血のつながりのない娘を招き入れることは、鳳家にとってデメリットのほうが多いように感じられます。

実際艶子は女将を招き入れたことによって、疫病神の母と陰口を叩かれるようになってしまいました。

そこで、艶子は茶会でまわりを驚かせるような菓子を出して、名誉挽回を図ったのです。七桜と椿が捨てた女将のせいで鳳家の名が汚されているのだから、2人には鳳家の名誉挽回に貢献する義務があるのだと強引に菓子の依頼を押し付けてくる艶子。

あまりにも身勝手ないい分ではありますが、椿はなぜか積極的にこの依頼を引き受けてしまいます。おそらく、売り言葉に買い言葉といった感じだったのではないでしょうか。

無理難題すぎる艶子の注文

艶子は七桜たちが提案してきた御菓子を全否定し、代わりに椿が資格取得の際に作ったはさみ菊を要望してきます。

しかしはさみ菊は秋の御菓子のため、冬の茶会に出すことはできません。艶子はそんな御菓子の常識も全て無視し、無理難題な注文をつけてきます。

本当に鳳家の当主なのかと疑うほど、御菓子のルールを無視してくる艶子。まるで自分こそがルールと言わんばかりの横暴っぷりです。女将もこの家で肩身が狭くなるわけですね。

手ごわすぎる依頼主に、七桜も椿も疲労困憊になりながら御菓子の案を練るのですが、2人は協力し合い、艶子を納得させ、その上で女将にも寄り添えるような御菓子を作ることを決意します。

どうやら2人の目には、今の女将が幸せや安らぎとはほど遠い環境であると感じられたようです。

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女将の変わりっぷりに驚いてしまいました！ 七桜のほうは正直言って鳳家の依頼を断りたかったらしいのですが、椿は女将のことがほっておけなかったのか、また艶子に対する反発心の表れなのか、この依頼を買って出てしまいましたね。

艶子と椿は、一応祖母と孫という関係になりますので、艶子もかなり強気にでてきます。まるで自分が女王様といわんばかりの艶子ですが、そんな彼女を御菓子で黙らせることは可能なのでしょうか。

椿と七桜が考案する御菓子の完成が楽しみですね！

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