復讐の未亡人・第63話(17巻)のネタバレと感想

「復讐の未亡人」第63話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

復讐の未亡人・第63話のネタバレ

凛の継父・勝浦と駆け落ちをした萌愛の母親。 断崖絶壁から2人のスマホを落として身を投げたと思わせ、宗教の教祖である母からの追跡を防ぎました。

2人は紙の地図を身ながら街を歩いています。 銀行で一千万の現金を降ろし、クレジットカードも処分。

ブラックカードをあっさりと処分してしまう萌愛の母親に、勝浦は自分は最低ランクのカードすら作れないのにもったいないなと話してきます。 そんな彼の反応がいちいち可愛くて仕方がない萌愛の母親は、思わず彼に何度も何度もキスをしてしまいました。

勝浦はこんなオッサンのどこがいいんだと呆れ顔。 すると萌愛の母親は、洗脳されてないところが好きだと答えます。

意味深なその返答に勝浦が聞き返すと…萌愛の母親は自分の結婚と夫についての話を始めました。

萌愛の祖母は言わずと知れた宗教の教祖。 全国には多くの信者がおり、大きな宗教施設は全国に20箇所以上もあります。

そんな中、萌愛の母親はごく普通に夫と出会い、結婚まで至りました。 しかし顔合わせの際、夫の両親は萌愛の祖母に涙を流しながら両手を合わせて祈りをささげたのです。

その時萌愛の母親は、自分がずっと嵌められていたのだと悟りました。 その証拠に結婚前はあんなに趣味も気も合っていた夫は両親が宗教の幹部に昇進した途端に豹変し、萌愛の母親に何の関心ももたなくなったのです…。

心を病んだ萌愛の母親は、夫のが今一番敬うべき相手は教祖ではなく妊娠している妻であるこの私だと、炊飯器を使って夫に大怪我を負わせます。

介護が必要になった状態の夫の下の世話をする萌愛の母親…。 夫は涙を流しながら、こんなことまでしてもらえるなんて自分は幸せだと呟いていました。

しかしその涙を見た瞬間、萌愛の母親は自分がやっていることは祖母と何ら代わりない洗脳だということに気が付いてしまったのです。 この時萌愛の母親は、夫への執着や未練が消え失せてしまったのでした。

 

場面は戻り、駆け落ちしながら町を歩いている萌愛の母親の勝浦。 すると彼女たちはアリの群れをイタズラに殺している子供たちに遭遇します。

すると勝浦は大声でアリを殺すと雨が降るぞ！と怒鳴りだしました。 その声に驚いた子供たちは急いで逃げていきます。

萌愛の母親は、本当は雨を察知したアリが巣穴から卵を運び出すために逃げ出して、そこを子供が殺すだけ…勝浦の言っていることは事実関係が逆だと笑いました。

しかし勝浦は、真実だけでは子供に道徳を教えられないと空を仰ぎます。

ほどなくして雷が鳴り始め、本当に雨が降ってきました。 人間誰でも痛い目をみないと学ばないんだ…勝浦は遠くを見ながらそう呟きます。

今度は勝浦が自らの過去を語りだしました。

彼がアパートの2階から落ちた日…凛の実父の親戚を名乗る男が自分の前に現れたと言います。 その男は凛を保護したことを告げ、児童への淫行は10年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が生じる歴とした犯罪だと話してきます。

見逃してほしいと勝浦は訴えますが、男は容赦なく勝浦のスマホを奪って借金の取り立て人たちに電話をかけはじめました。

そしてこの男はもうすぐ逮捕されるし、娘は未成年で借金の名義は冒用（名義の権利者に無断で名称を使うこと）によるもののため凛に支払いの義務は発生しないと説明します。

最後に勝浦の居場所を伝え、取り立てるなら今のうちにと言って電話を切りました。

刑務所行が確定したも同然の勝浦でしたが、そこに現れたのが…萌愛の母親だったのです。

 

 

その後、2人はホテルに泊まり、互いの身体を貪り合います。

外は雨。

萌愛の母親は勝浦に、愛していると伝えました。

勝浦は自分も愛していると返事をしますが、その視線の先にあったのは、一千万円が入った萌愛の母親のバッグで…。

 

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復讐の未亡人・第63話の感想

クズ男はどこまでいってもクズ男…おそらく勝浦は萌愛の母親の一千万を狙っているでしょうね。 萌愛の母親も不憫な女性だなと思います。 おそらく人生において本当の意味で異性から愛されたことが一度もなく、真実の愛というものを知らないんでしょうね。

萌愛の母親は勝浦の魂胆にどことなく気付いているのではないかなという気がしないでもないですが…実際のところはどうなのでしょうか。