嵐士くんの抱きマクラ・第17話のネタバレと感想｜別冊フレンド3月号

「別冊フレンド」3月号に掲載されている「嵐士くんの抱きマクラ」第17話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

保育園から突然の連絡を受けて動揺している宙は、嵐士に連れられて迎えに来たアラレの車に乗り込みました。陸と海が怪我をしたと聞いて不安そうにする宙を、嵐士は抱き寄せます。突然抱き寄せられたことに驚く宙。

そうこうしていると、すぐに保育園に着きました。幸いなことに怪我をした2人は、顔中にばんそうこうを貼っているだけで元気そうです。よかったと胸を撫で下ろしたのもつかの間、宙は先生に呼ばれました。

呼ばれた先には、けんじとその親もいます。先生は陸と海の怪我の原因は、けんじとの喧嘩だと言いました。教室で家族の絵を描いているときに、けんじが宙たちの家庭事情をからかったため、喧嘩になってしまったようです。深々と頭を下げるけんじの母親を前に、宙は思わず息を呑みました。

宙がなんて答えればいいか分からないでいると、嵐士が何も言わずに宙の手を取ります。

幸い大きな問題にはならず、このまま帰ることにした宙たち。そこで嵐士が、アラレが運転する車で送ると言い出します。さすがのアラレも嵐士に逆らうことは出来ませんが、先を行く嵐士と弟たちを見ながらアラレは宙に話しかけました。"家族が大変なのに、婚約ごっこなんてしてる場合か？ "冷たいアラレの言葉が、宙に突き刺さります。

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家に帰って夕食を食べていると、父に陸と海の怪我について聞かれました。宙が事実を言うべきか悩んでいると、陸と海は道路で転んだと誤魔化して笑います。そして、その日の夜に陸と海を寝かしつけようとすると母の子守歌をねだられました。

どこか母の姿を探すような陸と海の姿に思わず宙が、"お母さんいないと寂しい？"と尋ねました。これまで気丈にふるまってきた陸と海は、ぽろぽろと涙を零します。もう戻っては来ない母を求める陸と海に、宙は何もすることが出来ません。

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その翌日、宙は嵐士を屋上に呼び出しました。約束通りやってきた嵐士は、突然宙を抱きしめます。 びっくりすると同時に、宙の頭には昨日泣いていた陸と海の顔が浮かびました。宙はずっと考えていたことを口にします。

" 婚約を解消した方がいいかもしれない。 " 思いつめた宙の言葉に、嵐士の反応は–––––––––––––！？

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え、え、え、⁉婚約解消になっちゃうんでしょうか？ もちろんそれを許す嵐士だとは思いませんが、宙も今回のことで思うことがあったみたいです。 もしも母がいたら双子が喧嘩することはなかったですし、それに夜母の姿を探して泣く双子を見なくて済んだはずです。母を失ってどこか大人びてしまった双子の涙が宙を動かしたようですね。 高校生の宙には重すぎる母の代わり。そこに嵐士の婚約者としての立場も加わり、辛くなってしまったのでしょうか？嵐士なら助けてくれると思うのですが……。

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