ギルティ・第56話、57話のネタバレと感想｜まんが王国

「まんが王国」に掲載されている「ギルティ」第93話、94話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

流産した爽は、子を堕ろそうとする瑠衣が許せない

2年前、爽は別れ際のあのたった一夜限りで、お腹に秋山の子供を授かっていました。

秋山にこれ以上負担をかけたくないという一心で、妊娠のことをひた隠しにする爽。

一人で産み育てていく決意を固めますが、そんな彼女に優しく手を差し伸べてきたのは、母親でした。
これまで力になれなかった分、これからは爽のことを支えていきたいから、共に子育てしていこうと申し出てくれる母親に、爽は子供のように涙を流します。

秋山と結ばれなかった分、爽は秋山と自分の間に生まれる我が子を心の支えにしてこれからの人生を歩んでいくつもりでした。

しかし、そんな爽を悲劇が襲います。

母親との買い物の途中、突然激しい腹痛に襲われる爽。
なんと爽は流産をしてしまったのです。

それからしばらくして失意の中、爽はある日偶然にも失踪していた瑠衣と遭遇します。
彼女の持ち物のエコー写真から、瑠衣もまた妊娠していたのだという事実を知る爽。

しかし瑠衣は、父親が誰かもわからないしこんな自分が母親になれるわけがないと言って堕ろす意志を固めているようです。

自分とは違って、望めば産める瑠衣が、自ら子の命を奪おうとしている。

爽にはそれがどうしても許せませんでした。
彼女は"自分が瑠衣を傍で支えるから、どうかお腹にいるその子を消さないでほしい。"と懇願します。

爽たちの働きかけで子供を産む決意をする瑠衣だが、母親になりきれず葛藤する日々に……

瑠衣は結局、出産に臨みました。
産まれてきた女の子は、葵衣と名付けられます。

しかし過去のトラウマに未だに縛られ続けている瑠衣は、母親らしく葵衣に接することができませんでした。

瑠衣と葵衣はその後、爽の家で生活するようになるのですが、葵衣のお世話はほとんど爽や彼女の母親が見るようになります。

爽たちを拒絶しつつも、内心では心の拠り所にしていしまっていた瑠衣は、ある日何かがふっきれたかのように葵衣を連れて散歩へと出かけました。

公園のベンチに座りながら、心の中で自分の母親と対話する瑠衣。
心の中の母親は自分に対して、"あなたには幸せになっていてほしい。"と話してきます。

実際に母親からそんな言葉をかけられるはずはありませんが、瑠衣はこの時、自分はずっと前からこういう母親との会話を渇望していたのだという自らの本心に気が付きました。

心が晴れ晴れとした葵衣は、葵衣が乗ったベビーカーを押して帰路へとつきはじめます。

しかしその道中、車に轢かれてしまった瑠衣。
葵衣を庇って意識不明の重体に陥ってしまった瑠衣は、ようやく母親として前向きに生きようとした矢先に、悲劇に見舞われてしまったのでした。

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爽が抱いていた赤ちゃんの正体がこれでようやくハッキリしました。あの赤ちゃんは瑠衣の子供で、瑠衣は事故に遭って今育児できない状態だから爽たちが面倒をみてあげているんですね。

そして爽は秋山との子供を流産していたなんて……悲劇すぎてなんだかもう言葉が出ません。

秋山がこのことを知ったらきっと涙を流して2人のことを心配するでしょうね。

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