コレットは死ぬことにした・第110話のネタバレと感想｜花とゆめ5号

2021年2月5日発売の「花とゆめ」5号に掲載されている「コレットは死ぬことにした」第110話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

コレットは死ぬことにした・第110話のネタバレ

ついにイタンたちが旅立つときがやってきました。 コレットは彼を護衛役をヘラクレスに頼みます。

イオとヘラクレスが初めて対峙。 2人には奇しくも「ヘラに殺されかけている」という共通点がありました。

ヘラクレスは赤ん坊のときにゆりかごに蛇を入れられ…。 イオはさんざん追い回されて死にかけています…（笑）

親近感が湧くというよりも、二人は互いを「気の毒に」という目で見てます。

イタンを馬に乗せ、その馬の横を自分の足で並走するというとんでもない送迎方法をしようとするヘラクレスに、一同は妙な不気味さを感じますが気にしないことにします。

イオは山の向こうまで彼らに同行し、帰ることにしました。 ヘルメスもすでに帰ってしまっているし…あらためて旅が終わったんだなと実感するコレットです。

 

別れ際―――セラは思い切りイタンに頭を下げ、涙目になりながら自分もいつかイタンの診療所が見たいと言いだしました。

旅をして外を見てみたい…海を見たい…遍歴医をやってみたい…！ そう胸の内を明かすセラ。

イタンは一人前になったらこいと笑顔で答えます。

そうしてイタンたちは旅だってゆきました―――。

 

コレットはセラの意外な本心を知り、考え込んでいました。 この先はセラとポーラが弟子を取るのが最善だと思っていたコレットですが、その考えを改めなければいけないことに気が付いたのです。

コレットは全面的にセラの気持ちを応援したいと考えていました。

悩むコレットですが、そんな彼女に嬉しい知らせが。

なんと先日、文字を教えたトルカが発信源となり、村の子供たちが文字の面白さを知ってコレットのところに押しかけてきたのです！

村に文字が読める子が増えれば薬師になりたいと言いだす子も増えるかもしれません。 もともとセラとポーラを弟子にとったのは、彼女たちがもとから文字が読める二人だったからでした。

コレットはますます「セラの遍歴医になりたい」という志を後押ししたくなります。 そこでまずはセラの親御さんに話をつけにいくことに…。

 

セラの父親には稼業の畑を継いでほしいという本音がありましたが、父親たちは「村からセラがいなくなるのは痛手ではあるけれど、彼の志を無下にはしたくない」とセラの夢を応援してくれます。

全てがまるく治まり、順調に事が進むコレット。

しかしそんな彼女に、尊重があることを言いだしました。 “結婚は考えているかい？”

その言葉はコレットの心に衝撃を与えます。

これまで結婚なんて概念が彼女の中になかったためです。

結婚？誰と？ そう考えた瞬間頭に浮かんだのは、もちろんハデスの姿。

しかし言わずもがな彼は、冥府の人間です―――。

コレットは自分とハデスの恋の行方の現実に気が付き、固まってしまうのでした。

 

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コレットは死ぬことにした・第110話の感想

ついにこの問題がでてきたしまいました…「結婚」…。 人間同士なら何の問題もなくゆくゆくは自然と結婚という話になるのですが、コレットたちの場合は地獄と人間界とお互いに住む世界が違うのですよね…。 二つの世界をまたいでの結婚生活ということも考えられなくはないですが…なかなか難しいところがありそうです。 かといってコレットがハデス以外の人間と一緒になるなんて考えられない！ さてさて、コレットの結婚はなしの行方は一体どうなってしまうのやら…。

ところでセラは遍歴医を目指していたんですね。 イタンやコレットに触発されたんでしょうね、なかなかに頼もしいなと思いました。

一方でポーラは村を出るつもりはないみたい。 外の世界はちょっと怖いのだそうです。 ポーラらしいですよね。 ですがセラが村を出るのなら、村の診療所をしっかりと守ってくれる存在が必要なので…むしろ好都合ですね～。