コレットは死ぬことにした・最新117話のネタバレと感想｜花とゆめ15号

2021年7月5日発売の「花とゆめ」15号に掲載されている「コレットは死ぬことにした」第117話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

コレットは死ぬことにした・第117話のネタバレ

ポーラは新しくできた後輩の2人に包帯の作り方を教えていました。 2人ともポーラの修業時代よりもうんと優秀で、なんだか嬉しいやら切ないやら微妙な気持ちになってしまうポーラです。

 

お昼の時間になり、モネは薬草園の手入れをしているコレットを予備にいきました。 しかし何度読んでもコレットはボーッとしていてこちらを振り向きません。 数回呼んでやっとこちらに気が付きます。

モネは、街へ行った日からコレットの様子が何だかおかしいことに気が付いていました。 しかし本人に聞いてみても、ただの寝不足だとはぐらかされてしまいます。

しかもコレットはここ数日お昼ご飯も食べずにどこかに外出してしまうのです。

 

コレットの外出先…それはもちろん冥府でした。 コレットは診療所の仕事の合間を見つけてはハデスの看病をしていたのです。

ハデスが倒れたあの日から実に十日が経過しようとしていますが…彼は未だに目覚める気配がありません。

全身が火傷のようにただれて目を瞑ったままのハデスに、コレットは語り掛けを続けながら薬を塗ってあげます。

ハデスの容態を観察しながらガイコツが用意してくれたお昼を食べるコレット。 するとハデスのくちもとがわずかに動きました。

すかさず呼びかけるコレット。 ハデスはうっすらと目を開け、ほんの少しだけ言葉を発しました。 コレットの名を呼び、それから自分が眠っている間の冥府の裁判のことを気にするハデス。

しかし裁判はラダたちが3人でこなしてくれており、何も問題はないとコレットは説明してあげます。 さらに助けたシイラは針り子たちにちゃんと服を仕立ててもらって、父親から引きはがすことにも成功したのだと説明。

それを聞いたハデスは安心したように再び眠り出してしまいました。

ハデスが目を覚ましてとりあえずは一安心するコレット。 しかし「ゆっくり焦らず治していこう」という言葉が頭に浮かぶも、なぜだか胸の奥がザワついたままでした。

 

翌日再びお昼に往診に冥府を訪れたコレット。 しかし何やらガイコツたちが騒いでいます。

ハデスが高熱を出して呻いているというのです。 コレットが触れてみると、ハデスの体は体温とは思えぬほどに高温になっていました。 それは人間だったらもたない体温です。

コレットはすぐに氷でハデスの体温を下げようとします。

ずっとハデスの看病をしていたいのに、無常にも人間の世界へ帰らなければいけない時間が訪れてくることに…コレットはやるせなさを感じていました。

目の前で大切な人が苦しんでいるのに…自分はこの人の妻になるのに…ずっと傍にいることはできない。

コレットは、胸がぎゅっと締め付けられるような思いになります。

 

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コレットは死ぬことにした・第117話の感想

プロポーズをされたとしても、結婚をしたとしても…冥府と人間の世界で生きる場所が違う以上、一緒にいれる時間にはやはり限りができてしまいます…。 そんなのを夫婦と呼んでいいのか…とコレットは切ない気持ちになっているようです。 そうだとしてもハデスと一緒にならない未来だってコレットからしたら悲しい未来だし本望ではないはず…。 なんだかどう転んでもどう動いても、結局は離れ離れに暮らさなければいけない…前に進むのを躊躇いたくなってしまう状況ですね。