コレットは死ぬことにした・最新112話のネタバレと感想｜花とゆめ8号

2021年3月19日発売の「花とゆめ」8号に掲載されている「コレットは死ぬことにした」第112話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

コレットは死ぬことにした・第112話のネタバレ

村にもどったコレットは、「次の世代の薬師の育成」に熱心になっていました。 今日もポーラと共に往診へ向かうコレット。

そんな彼女の後ろを好奇心旺盛な瞳でついていくのは一匹のぶち猫でした。

なんとこの猫…ゼウスが変身した姿！ ゼウスはコレット会いたさに猫の姿で地上へとやってきてしまったのです。

コレットにたっぷりかまってもらおうと意気揚々に彼女たちの後をつけるゼウス。 しかし往診中のため野良猫に触るわけにはいかないコレットたちからはびっくりするほどかまってもらえませんでした。

ただのひと撫でもしてもらえないゼウスは、寂しさからかコレットたちの往診が終わるまで彼女たちについて回ることにします。

コレットはゼウスの存在にも気が付かないし触ってもくれませんでしたが、時折振り返っては微笑みかけてくれました。 ゼウスはそれが嬉しくて嬉しくてたまりません。

やがて着いたのはポーラの父親たちのいる場所。 ここ最近、ポーラの父は子供たちにこの場所で文字を教えていたのでした。

ゼウスは文字を習う子供たちを見て感心します。

ふと見るとトルカと女の子が「コレットの診療所に行こう」と話をしているのが聞こえてきました。

女の子は自分の祖母がコレットたちに往診してもらっているのを間近で見て、自分も薬師になって祖母に薬を作ってやりたいと考えるようになったと言います。

トルカはその話を聞いて、心穏やかではありませんでした。 自分にはこの子のような大層な理由もなく、なんとなく薬師に興味を持っていただけだったためです。

薬師になるのはこういった強い志があるものではなければいけない…そう思い込んだトルカは、診療所へ行くのをやめると言いだしてしまいました。

一人になったトルカは、その場に残った猫のゼウスに自らの心の内を明かします。 薬師を目指しても志半ばで諦めてしまう人は多い。 信念がない自分はもしかしたらそちら側の人間かもしれない…。 両親の期待を裏切るのも怖いし、村のみんなががっかりする姿も見たくはない…。

薬師への道を諦めてしまおうとするトルカに、ゼウスは思わず人間の言葉で「本当にそれでいの？」と話しかけてしまいます。

トルカが振り返ると、そこには誰もいませんでした。

 

その後、トルカが家で裁縫をしていると…なんとコレットが直接やってきて診療所に遊びにおいでと言いだしてきました。

ゼウスはヘルメスとの約束を破ってコレットに自分の正体を明かし、トルカがボヤいていたことを告げ口したのです。

コレットに誘われてトルカは再び診療所へ通うようになります。 彼女はまさかこの猫がコレットに告げ口したのでは…？と考えますが、そんなわけないだろうと考え直しました。

しかしトルカは猫になんとなくお礼を言います。

ゼウスは診療所へ向かう二人の姿を、満足そうに眺めていました。

 

『コレットは死ぬことにした』の最新話を無料で読むには？！

『コレットは死ぬことにした』の最新話を今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

コレットは死ぬことにした・第112話の感想

今回もほっこり回でしたね。 ずっと自分に志がないことを悩んでいたトルカでしたが、どうやら少し肩の力を抜くことができた模様です。 真剣に物事を考える力が長けているからこそ、将来の道について慎重になりすぎてしまうのでしょうね。 それは立派なことだと思います。 トルカはまだ志を抱く機会が巡ってきていないだけで、いずれきっと自分の道を定めるきかっけに出会えるに違いないです！