あなたがしてくれなくても・第67話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ 漫画アクション

「漫画アクション」に掲載されている「あなたがしてくれなくても」第66話話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

妻のみちと別れたくない。その想いだけで義母まで使った陽一は、別れたくないと泣き崩れました。まだ陽一の気持ちはみちに向いています。しかしそんな陽一を見ても、みちの気持ちは動きません。みちのことが好きだと言う陽一の気持ちが、自分に向いていないことに気付いていたからです。

陽一がみちと別れたくないのは、陽一自身のため。
みちがいなくなれば、妻のいない男になる。家事を自分でしなきゃいけなくなる。そんな打算が陽一の中にあることに気付いたみちは泣き崩れたまま、地面に座り込んでいる陽一を置いて、その場を去っていきました。

結婚って難しいですよね。一緒に住む結婚もあれば、遠距離婚に別居婚、最近では週末婚なんていう形も一般的になってきました。まさに夫婦の数だけ形があると言われる時代。

しかし、だからこそお互いの価値観って大事になりますよね。みちと陽一のすれ違いの始まりはセックスレスです。他人に相談するには野暮な話と思う方も多いと思いますが、アメリカなどではカウンセラーに相談するような問題らしいです。別の人生を歩んできた人と一緒に生きていくのが結婚。だからこそ、価値観のすり合わせって早い内にしておくべきなのかもしれません。

みちは陽一も気付いていない気持ちに気付いているようでしたね。たしかに誰かを好きだという気持ちはずっと一緒にいたいという気持ちに直結するものがほとんどです。 しかし、ずっと一緒にいたいは陽一の場合、ずっと一緒に妻として自分の生活を支える人でいてくれという意味だったようです。言葉だけを見れば、当然じゃないかと思いそうですが、妻としては本当に妻という陽一の隣にいるだけの女性。それも家事や育児、親戚付きあいを完ぺきにこなしてくれる役割を持つ女性です。それならみちでなくてもいいですよね？

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うーん、陽一の薄さが明らかになった今回でしたね。陽一って本当に情けない男というか、みちが離婚を覚悟してから陽一の印象が急降下です。せめて、離婚に素直にうなずいて、みちを解放してほしいですね。しかし、自分の母親まで使う陽一がそう簡単にあきらめるとも思えませんよね……。

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