あなたがしてくれなくても・第26話のネタバレと感想｜漫画アクション

「漫画アクション」に掲載されている「あなたがしてくれなくても」第26話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

あなたがしてくれなくても・第26話のネタバレ

もしかして、みちに三島との浮気がバレているかもしれない…。

そんな考えに至った陽一は、その焦りと不安を欠き消したかったのか、旅行帰りのみちを迎えにきます。

当然、柄にもなくわざわざ迎えにきた陽一にみちは驚きを隠せません。

みちは陽一にお菓子のお土産を手渡します。 陽一はそれをいつもの調子のテンションで受け取りながら、頭の中は焦りと疑問でいっぱいでした。

お土産を買ってきてくれたということは、怒ってはいないという事か！？ バレてるのかバレてないのか…どっちなんだ！？

 

一緒に帰る2人。 みちは陽一の背中を見ながら、彼が確実に変ってきていることに思いを馳せます。

やっぱり昨日、新名と一線を越えなくてよかった…心底そう思わずにはいられませんでした。 もし超えていたら、もう後戻りができなくなっていたに違いありません。

自分の中にちゃんと陽一がいると分かった以上は、夫婦関係の問題も、新名との恋愛も、このまま中途半端にし続けるわけにはいきませんでした。

新名の気持ちにちゃんと答えるつもりなら、もう一度陽一と向き合って答えを出してからでなければいけない…みちはそう決意します。

 

一方、新名は…どうして自分はこんなにもみちを求めてしまうのだろうと考えていました。 彼女の笑顔を思い出すと笑みが零れてきます。 なぜかみちの前では積極的になる自分が不思議で仕方ありません。

しかし社員旅行ではそんな彼女と一つになろうとして彼女を泣かせてしまいました。 あの時きちんと踏みとどまることができて本当によかったと新名は心底思います。

もしあの時そのままいっていたら…みちを傷つけ、さらに楓を裏切るという最悪の事態になっていました。

新名はまず、みちとの関係をどうこうする前に、楓と話をつけなければという結論に至ります。

 

楓が帰宅してきました。 新名はお土産を差し出しながら、話があるんだと切り出します。

しかし楓は新名のほうを見向きもしません。

楓は相変わらず仕事一筋の楓…家の中でも頭の中は仕事でいっぱいのようです。

新名はそんな彼女に、どうして自分たちは一緒にいるの？と質問してしまいます。

さすがに楓もこの質問には驚いてこちらを向きました。

ここで編集長から電話がかかってきますが、楓はそれを途中で切って新名と話をしようとします。

新名はこれまで楓の仕事の忙しさや職場でのポジションの重要さについて理解し、協力してきました。 しかし与えるばかりで、楓からの愛や思いやりを全く感じなくなってしまった新名。

楓は、新名がいるからこうして仕事ができているし感謝していると答えます。

新名にはそれが、まるで仕事のためだけに自分が存在しているようなセリフに聞こえてしまいました。

どうして夫婦のスキンシップに応じてくれないのか新名が問いただすと、彼女は仕事が忙しくて“それどころじゃない”と答えます。

「それどころ」…この言葉は新名の心に深く刺さりました。

楓は新名に、私のこと嫌いになった？と聞いてみます。

すると彼は背を向けたまま、わからないと答えるのでした…。

 

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あなたがしてくれなくても・第26話の感想

向き合おうとすれば向き合おうとするほど、新名と楓の心は離れていきます。 「仕事」「家庭」「恋愛」…人生において何を重要視するかはもちろん人それぞれの価値観があります。 しかし、少なくとも夫婦の間ではその価値観を共有しなければいけません。 でなければ夫婦関係が波状し、気持ちのすれ違いばかりが積もってゆきます。 新名はすでにそれに気が付いているのです。 しかし楓はそのことに一ミリも気付けていない様子…。

ただ仕事をして帰ってきて寝るだけ…談笑もなければ、夫婦のスキンシップもなく、デートの予定をたてても仕事を優先される…確かにこれでは夫婦である意味に疑問を抱くのは当然といえば当然ですよね…。

楓は夫婦生活において一体何がしたいのでしょうね？ ただ仕事を順調にやり続けるための夫婦生活だと思っているんでしょうか。