ちはやふる・第242話のネタバレと感想｜BE・LOVE 3月号

2022年2月1日「BE・LOVE」3月号に掲載されている「ちはやふる」第242話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

”君は名人になれない。"

周防からそんな衝撃的な言葉を浴びせられる新。

驚いて動けない新たに、周防は更に"自分は競技かるたを好きだったことなんて一度もない。"と呟いて来ました。

言葉によって新の心を揺さぶってくる周防。
彼は、試合でも言葉でも新の心を曲げてやるつもりのようです。

周防はきっちり敵陣の奥に差し込んでくるような取りを見せてきました。 送り札は…「わたのはら　こ」です。

「わたのはら　や」「わたのはら　こ」の両方を、新に持たせてきた形になります。

第四試合でも別れている状態の「わたのはら」を新にうまく責められた周防は、同じような展開に持っていきたくないようです。

その後は空札が続きます。
徐々に緊迫感が高まる会場。

しかし選手たちは冷静です。

周防は何としても新に負けるわけにはいかない理由がありました。
自分は競技かるたの世界では「未来のない嫌われ者」。
新たちのような、サラブレッドに追いやられていずれは居場所を失う身……。

しかし、だからこそ、醜く最後まで抗ってみせる……。周防は心を燃やしていました。

周防は目が見えにくいため地面に這いつくばるようにして、札を覚えようとしています。
素振りまでして札を取るインスピレーションを描こうとしていました。

必死そのものの周防の姿。
とても「競技かるたが嫌いな人間」の動きには見えません。

綺麗に並ぶ札を見ながら、周防はいずれこの美しい札の並びすら見えなくなってしまう自分の境遇を嘆いていました。

しかし札に伸びる手は、衰えるどころか更にスピードを増していきます。

一方でクイーン戦。
なんと空札が7連続という緊迫した状況です！

千早も詩暢も青ざめながら息が切れています。
会場の観客も心臓が痛くなるほどの緊張感を感じていました。

熾烈を極める大5開戦。
泣いても笑ってもこれで決着がつきます。
勝負の行方や如何に…。

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周防が地面に這い蹲って必死に札を見ようとしているシーンが非常に印象的でした。
見苦しいのになぜか美しい…そんな不思議な光景です。

周防が新たに言った「競技かるたを好きだったことなんて一度もない」という台詞。
競技かるたが嫌いな人がこんなに必死になって競技かるたと向き合おうとするわけありませんよね。 おそらく周防にとって競技かるたとは「好き」や「嫌い」の一言で片付けられるものではないのだと思います。

大好きだし、大嫌いだし、妬ましいし、感謝もしている…様々な感情が入り乱れて一言では表せないのでしょうね。

周防が競技かるたに感じている感情は、間違いなく「好き以上の気持ち」だと思います。

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