七つ屋志のぶの宝石匣・第68話のネタバレと感想｜Kiss7月号

「Kiss」7月号に掲載されている「七つ屋志のぶの宝石匣」第68話のネタバレと感想です。 文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

帰ってこない顕定を志のぶが心配する頃、園山が生きているかもしれないという確信を得た顕定。そこからさらに調査を続けようとする一方、ウェディングプランナーの高瀬の元には一組のカップルが訪れていました。これから結婚式だというのに、花嫁は離婚した父が参加してくれないことを悩んでいます。

なんとか説得してみると意気込んだ花嫁のヒカリは、会社で宝石占いをする女性と出会いました。彼女はヒカリの指輪を見るなり、幸せのオーラが溢れ出ていると笑顔を浮かべます。しかし、その一方で悩みもあると言いました。
図星のヒカリが思い出すのは小さい頃、刑事の父が毎日怯えたり、魘されていた姿です。

一方、高瀬はヒカリたちの結婚式に出される食事の試食に立ち会っていました。残念ながらヒカリは仕事で欠席、代わりにヒカリの母が来ています。ふと高瀬はいまだに別れた夫が来ることを気にして、夫の好物を出して欲しいと頼む母の首元にあるネックレスを見つけました。

ネックレスに輝くのは<ブルー・ジョン>。イギリスのダービーシャー地方の限られた洞窟で採掘された、パープルやペールイエローなどの縞模様が美しい蛍石です。それを見た高瀬は、その足でヒカリの父の元を訪ねました。その手にはヒカリの母から預かったネックレスがあります。

実はこのネックレスは鉱石好きのヒカリの父がたまたま立ち寄ったデパートで一目惚れして、妻に贈った物。その時に、同じブルー・ジョンのカフスも買いました。妻に渡したネックレスを見ながら、思わず当時のことを思い出して微笑むヒカリの父。

それでも結婚式に行くとは言いませんでした。
その日の晩、行きつけの居酒屋を訪れたヒカリの父は酒を呑むと饒舌になることを店員から聞いて驚きました。胸の中に仕舞ったはずの古く悲しい事件の話。誰にも話したことはないはずです。

家に帰った父は妻に贈ったネックレスを握り締め、涙を流しました。
なんで、俺だけがこんな目に遭うのか––––––。

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なんだか隠された事情がありそうですね。お父さんはまだ奥さんのことを想っているようですし、奥さんもそうみたいです。娘の結婚式が良い懸け橋になればと思うのですが、2人の間を宝石がまた繋いでくれるのでしょうか？
それにしても今回紹介されたブルー・ジョンも綺麗な石でしたね！縞模様が綺麗な石ですが、調べてみるととてもカラフルで思わずいろんな色を集めたくなってしまう表情の多い石でした。ぜひ興味のある方は調べてみてください！

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