ちはやふる・第224首のネタバレと感想｜BE LOVE5月号

2020年4月1日発売の「BE LOVE」5月号に掲載されている「ちはやふる」第224話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

ちはやふる・第224話のネタバレ

数々の指導者たちに与えられた戦法と、真髄である「攻めかるた」で反撃を開始した千早！

 

実は、千早は詩暢の力の秘密についても以前から推考していることがありました。

そもそも百人一首とは、対になる2枚が存在します。

もともとは藤原定家が、障子1枚に2枚ずつ、一つの部屋の壁面に計8枚の色紙を並べて100首を選んだのが始まり。

意味も人も工夫して並べているのに、今となってはそんなことまで知っている人は普通はいません。

しかし詩暢は、普通ではありませんでした。 「音」や「決まり手」といった普通の暗記に重ねて、そういった別の視点からの暗記も完璧にマスターし、より強い暗記を定着させて札一枚一枚と強く結びついていたのです。

「全ての札とより強く結びついている」が故に、「全ての札を狙っているかのような速さで取れる」…それが詩暢の強さの真髄でもありました。

 

千早は対戦前に、その詩暢の強さの秘訣をあらかじめ推察していたのです。

広範囲に自在に狙い札を持つ詩暢。 しかし、そんな常人離れした数を狙える詩暢でも、「その時に絶対に取りたい2.3枚」というものが存在します。

千早はその瞬間の詩暢が欲する札を確実に潰しにかかります。

 

全ての札と繋がる詩暢の糸を―――断ち切り。 全ての札と会話するその声を―――声を盗み聞き。

 

着実に自分の一枚を増やしていきます。 札たちもそんな千早を「やっぱりおもしろい子」だと再び認め始め…。

千早のスピードが上がり、詩暢は反応することすらできなくなってゆきます。

じわじわと詩暢を追い詰めてゆく千早。 ものすごい集中力です。

その圧に動揺したのか、詩暢の心はザワザワと乱されてゆき…ついにお手つきをしてしまいます。

 

なんと…！ここでまさかのクイーンのお手つきです！！

 

千早は詩暢を見下ろし、クイーン相手に「め」の札を送ります。

試合を観戦していた誰もが思いました。

 

千早は、クイーン詩暢にとって、その世界を共有して取る初めての相手になるだろうと―――。

 

 

 

 

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ちはやふる・第224話の感想

白熱した試合！息を呑む展開です！ 前回では千早の心の動揺が露になっていて、けっこう波のある展開となっていましたが、今話では本当に「力と力のぶつかり合い！」といった感じでした～！ 千早はクイーンに物怖じすることなく対等に渡り合っているように感じます！

それにしても詩暢の強さの真髄が「様々な視点からの完璧な暗記」だったとは…。 札の暗記なんて基礎の基礎で皆各々の方法でやっていることですが、詩暢はその基礎中の基礎を極めて何事にも動じない強さとしていたのですね～。

なんというかストイックの中にも札と繋がろうとする心も垣間見えて、詩暢は本当にかるた命なんだなぁとつくづく感じました。