鬼獄の夜・第162話のネタバレと感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「鬼獄の夜」第162話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

桔梗は乱心していました。

妄信している怪しげな宗教に貢物を捧げに来ていた桔梗。
その目的は、この集団の長らしき人物に頼んで陰斗の心を取り戻すための呪術をかけてもらうためでした。

しかし今しがたその術師から、陰斗の心がすでにある姫君に奪われているという許しがたい占い結果を聞かされてしまったのです。

縋るように絶叫する桔梗。
占い師は、"占術が示した真実は変えられない。"と桔梗に残酷な言葉を告げます。

占い師は怪しげな三角頭巾を被り、顔に布の面をつけていました。
その面は……顔無し鬼とまったく同じのあの面です。

一方で、2人きりで一目を忍んで会っている陰斗と紫蝶。
陰斗は紫蝶の愛らしさに男としての本能が目覚めてしまい、自制心を保つので精一杯でした。

このまま一緒にいたら紫蝶を襲いかねない陰斗は、今日はもう帰るようにと紫蝶に話します。
"紫蝶を抱きたくなってしまう。"と言って彼女から離れようとする陰斗。

すると紫蝶は、自分が川に身を投げようとしたあの夜も陰斗は自分のことを抱きしめてくれたのに、なぜ今になって遠慮をするのかと自ら陰斗を抱きしめてしまいました……。

そのときの「抱く」と陰斗が今言っている「抱く」は大きく意味が違うのに、世間知らずの紫蝶はその意味を理解することができません。

しかし紫蝶に抱き締められた陰斗は、我慢が効かなくなって彼女に口付けをしてしまいます……。

「抱く」とはこういう意味だと紫蝶をわからせてやるつもりだった陰斗でしたが、紫蝶が瞳をうっとりとさせてこちらを見つめているのを目の当たりにし、陰斗の理性は崩壊してしまうのでした……。

その一方で、どこぞの姫に陰斗の心を奪われたと知った桔梗は、祈りの部屋で怒り狂い暴れ回っていました。

貢物の鳥の首を素手で捥ぎ千切り、床に投げ捨てる桔梗……。
彼女は陰斗の想い人である姫が自身の娘・紫蝶であることを知らぬまま、陰斗の心を盗んだ姫への恨みを募らせます。

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なぜ桔梗が自分の娘である紫蝶と陰斗に千年の呪いをかけたのか……その根本的な理由がここで明らかになった気がしますね～。
そして鬼との繋がりもやはり桔梗が発端だったようです。 怪しげな信者たちは皆顔無し鬼と同じ布の面を被っていました。

鬼騒動については絶対に右大臣も一枚嚙んでいそうですけどね……。
おそらく桔梗は右大臣に利用されているのでしょう。 その目的は不明ですし、右大臣も完全に人間の味方というわけでもなさそうなので、まだまだ闇が深い感じはします。

右大臣の目的についてが今は一番気になりますね。
彼は確実に鬼とつながっている気がします。

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"陰斗はすでに別の姫に心を奪われている。"そう占い師に占われた桔梗は、乱心して暴れ狂...