ゆびさきと恋々・第42話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ デザート2024年4月号

2024年2月24日発売の「デザート」4月号に掲載されている「ゆびさきと恋々」第42話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

逸臣が目指すもの

同棲生活をスタートさせたはいいものの、お隣さんが倒れるというハプニングに見舞われる逸臣と雪。

しかも、倒れたお隣さんは、逸臣の古くからの知り合いである佐（たすく）の兄でした。聞けば、逸臣と佐は何かと縁のある関係なのだとか。

逸臣の過去が気になる雪。そこで逸臣は、意を決して、自分の体験談と志について騙り始めます。それはあまりにも予想外の内容で……。

逸臣と佐は海外で知り合う

2人はバックパッカーをしていた時に台湾で偶然知り合いました。しかもその後、何の示し合わせもなくイギリスで再会。そして今回は佐の兄が倒れるというハプニングに居合わせた逸臣。逸臣と佐は不思議な縁で繋がっているように思えますね。

路上生活をする子供たち

逸臣は自分の過去と志について、雪に話しておくことにしました。逸臣は7歳の頃、両親に連れられてとある国を訪れます。そこはインフラもまともに整っておらず、路上で物乞いをして暮らす逸臣と同じくらいの子供たちがたくさんいる国でした。逸臣は子供ながらに、自分と同じ年の子供たちがまともに食事も睡眠もとれない環境を強いられている現実にショックを覚えたのです。

現れたヒーロー

困っている子供たちが大勢いるのに、何もできない自分。逸臣は自分の無力さを感じます。そんなとき知ったのは、香成（こうせい）という名の男性でした。香成は路上生活をする子供たちを養護施設に入れて教育を受ける機会を与える活動をしている人物です。逸臣にとって、香成はまるでヒーローのような存在でした。いつしか香成に憧れるようになった逸臣。逸臣がこの話をしたということは、おそらく逸臣もゆくゆくは恵まれない子供たちのために活動するため、海外へ飛ぶ意思があるということを、雪に伝えるためだったのかもしれません。

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この流れでいくと、やはり逸臣は学校を卒業した後は、海外へ飛んでしまうのでしょうか。ただ、逸臣の今回の話にはまだ続きがあるのだそうです。どうやら指の入れ墨にも関係する話の模様。話の続きの内容がものすごく気になりますね！

逸臣は基本的に、立場の弱い人間に対して感情移入しやすい性格のようです。雪のことがやたらと気になってしまったのも、雪が聴覚障害者だったからなのかもしれませんね。

ちなみに香成は逸臣と佐の共通の知り合いなのだそうで、たまに3人で飲んでいる仲なのだとか。まさに雪の知らない逸臣の交友関係……。ちょっとだけジェラシーを感じます。

香成は自らが伝染病にかかっても、支援活動をやめなかったのだとか。路上生活を送る子供たちを救うことに人生をかけている香成。そんな彼に憧れている逸臣……。雪と逸臣の未来は果たしてどうなってしまうのでしょうか。