ゆびさきと恋々・第31話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ デザート1月号

「デザート」2023年1月号に掲載されている「ゆびさきと恋々」第31話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

雪の両親が憂鬱そうだった理由が明らかに

雪の父親はなぜか逸臣を銭湯のサウナへ誘いました。どうやら雪の父親は、サウナなら腹を割って逸臣と話が出来、仲を深められそうだと考えた様子です。

逸臣は予想以上に雪の父親にフレンドリーに接してきました。そのため2人はあっという間に打ち解けます。

ついに、雪の両親がなぜ雪の彼氏の存在を良く思っていなかったのか、その理由が明らかに……。

実は、雪の兄・至は、雪が聴覚障害者であるという事実を知った時に、自分たちの子供にも生涯が遺伝するのではないかと危惧し、至のことを結婚間際に振っていたのでした。両親は、雪の彼氏も、いずれは雪のことを捨ててしまうだろうと考えて憂鬱になっていたのです。

適応能力が高すぎる逸臣

サウナにやってきた雪の父親と逸臣。雪の父親は始終緊張した面持ちでしたが、逸臣のほうは銭湯にきたおじさんやおじいさんたちとあっという間に仲良くなってしまい、驚くほど緊張していませんでした。

雪の父親のこともいつの間にか“久ちゃん”とあだ名で呼ぶ始末です。そのため、雪の父親は逸臣に対する警戒心を解いてしまいます。逸臣のペースに飲まれたといったほうが正しいかもしれません。

おそらく雪の父親も、内心では娘の彼氏である逸臣と懇意にしたかったのでしょう。しかし、至の過去があったために「どうせすぐ雪と彼氏は別れるんだ」と落ち込んでしまっただけだったようです。逸臣のことを煙たく思って歓迎していないわけではなかったようなので、そこは一安心ですね。

逸臣の指のタトゥーの秘密

雪の父親は、逸臣のことをもっと良く知りたいと思ったのか、彼の指のタトゥーについて質問します。

この指のタトゥーは逸臣も自分の父親にしか経緯を話したことがありませんでした。あの雪にさえ詳しく語ったことがないのです。

しかし逸臣は雪の父親のことを“お父さん”と呼び、そのタトゥーの意味について打ち明けます。

その際に逸臣が見せてきたのは、一枚の写真でした。そこには幼き逸臣らしき子供と、肌の黒い小さな子供の姿が映っています。

雪の父親はその写真を深刻そうな表情で眺めていました。一体逸臣の過去には何が隠されていたのでしょうか！？

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逸臣の子供時代っぽい写真が登場してきましたが、なんだかとても裕福そうな家庭には見えない写真でした。どちらかというと貧困層とか、もっというと紛争地域にいそうな兄弟って感じの写真です。

逸臣の過去は闇が深そうですね……。

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