ゆびさきと恋々・第1話のネタバレと感想

「デザート」に掲載されている「ゆびさきと恋々」第1話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ゆびさきと恋々・第1話のネタバレ

雪は大学生の女の子。 ある日、雪が電車に乗っていると、突然外国人に話しかけられます。

なんとなくその外国人から場所を聞かれていると思った雪。 実は雪は聴覚障がいがあり、耳が聞こえないのでした。

雪が困っていると、スムーズに助けてくれた銀髪の男性が。 雪は、その男性がりんの大学の同じサークルの人だと気づきます。

その後、雪はその男性の目を真っ直ぐ見て、「すみません」と手話で気持ちを伝えますが、途中でメモの方が良いと気づき、スマホを用意します。

しかし、雪のスマホを止める男性。 自分の口元を指し、じっと雪を見つめ会話しようとします。雪は距離の近さと勢いに少し戸惑いながらも、一緒の大学なのだとスマホで伝えるのでした。

その男性は雪の頭をクシャッとし、先に電車を降ります。

降りたホームでその男性は雪に向かって、「また」と言います。雪はその男性の後ろ姿を見ながら、自分の中に新しい鼓動を感じるのでした。

 

 

翌朝雪は、大学の友人・りんに昨日の話をします。 りんはその男性は逸臣さんだといい、海外でバックパッカーをしていると伝えます。

ニヤニヤするりんが雪に聞きます。 逸臣に恋をしたのかと。

雪は真っ赤になり大きく否定。 りんはその気持ちが憧れなのかと聞くと、雪は腑に落ちます。自分にも憧れがいると話すりん。

逸臣のバイト先の店長だと言い、今度その店に行こうと雪を誘います。

逸臣の連絡先を聞こうと決意する雪。

そして、逸臣のバイト先にて。 雪とりんが緊張しつつ入店します。

そこには、以前の雰囲気の違う逸臣がいました。 その後、現れた店長は雪に軽く挨拶をしますが、雪は耳が聴こえないので気づけません。

逸臣は少し下を向く雪の頭をぐいっとあげ、お酒を飲むのかと聞くのでした。 驚いた雪ですが、それも逸臣の優しさなのかと感じます。

りんが雪に、逸臣はトリリンガルだと言います。 雪が何語を話せるのかと聞くと、英語とドイツ語だと答える逸臣。雪は凄いと思い、目を輝かせ拍手。

純粋に驚き逸臣の言葉に大きく反応するのでした。

他の卓へ呼ばれた逸臣。 雪は、逸臣と外国人の距離の近さに驚きます。 そして、りんが店長と連絡先を交換したのを見て、自分も頑張ろうと思います。

しかし、なかなか連絡先を聞けず店を出てしまいます。 するとちょうど逸臣が上がり、雪を送ってくれることに。

連絡先をどう聞こうかで頭がいっぱいな雪。 逸臣はバイクが通るのを見て、雪の肩を引き寄せます。

そして危ないと呟き、雪の手をギュッと握ります。 雪は驚くと同時に、握られた指先が熱くなるのでした。

そして逸臣の手をぐいっと引っ張る雪。 意を決して逸臣に、連絡先を教えてほしいと伝えます。逸臣はこう言います。

いいよ、は手話でどう表現するのかと。雪は小指を立て顎にトントンと当て「いいよ」を伝えます。 二人は解散すると、別方向に歩いていきます。雪は逸臣に質問を送ります。

世界は広いかと。

逸臣はすごく広いと返します。 逸臣の世界の大きさを考える雪に、逸臣から通知が。

自分を雪の世界に入れてと。

雪はなんて返せば良いのか分からず、逸臣の方を振り向きます。 逸臣も雪の方を向きます。

雪は傘を放り出し笑顔で、頭の上で両手で大きく丸をしました。はしゃぎすぎた自分に赤くなる雪に、逸臣が笑顔を見せます。雪は自分の世界に突然入ってきた感情を、意識せざるを得ないのでした。

 

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ゆびさきと恋々・第1話の感想

ずっと自分の世界を持っていた雪が突然逸臣に出会い、新しい感情、世界を知っていくというとても素敵な始まりでした！

逸臣に芽生えた気持ちが、憧れでも恋愛感情でも、雪の中で大切にしていってほしいと思いました。逸臣の雪に対する感情はあまりまだ分かりませんが、これから徐々に二人が仲良くなっていってほしいと思います。

手話や文字で気持ちを表現するシーンは、声だけでは伝わらない雰囲気のある素敵な表現だなと思います。これからの二人の気持ちの変化、進展にますます期待したいところです。