うるわしの宵の月・第31話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜デザート 2024年7月号

「デザート」2024年7月号に掲載されている「うるわしの宵の月」第31話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

のばらが自分の恋を自覚する！？

今回は、“利根 のばら”にスポットがあてられます！のばらは、宵の中学からの大親友です。そして市村の親友、桑畑 春に恋をしています。

しかし、オタクで自分に自信がないのばらが、春にアプローチを仕掛けることは一切ありませんでした。それどころか、のばらは先日、うっかり春の帰路の後をついて行ってしまい、春本人にバレてしまうという失態を犯したばかりです。

恥ずかしさから必至に春のことを避けるのばら。しかし、宵と市村が付き合っている以上、それぞれの友達である春とのばらが全く顔を合わせないわけにもいかず……。

あまりにものばらがあからさまに避けるため、春も居心地が悪い様子です。すると、今度は春のほうからアクションを起こしてきてくれて……！？

男慣れしてなさすぎなのばらは、春に話しかけられただけでも心臓がバクバクです！果たしてこの2人の恋の行方は……。

“モブキャラ”の女の子

のばらは漫画やアニメが大好きなオタク女子でした。そして自分のことを「地味で冴えないモブキャラ」だと思い込んでおり、基本的に自己肯定感が低い性格をしています。また、長身で美人な宵がいつも傍に居る事から、常に劣等感を感じてもいました。そんなのばらは自分には恋をする資格がないと思い込んでいて……。

アプローチの仕方がわからない

以前から春に対して恋心を寄せていたのばらですが、のばらは自分は恋愛をする女の子として最低条件を満たしていないと思い込んでいるため、自身の恋心に気が付くのにもずいぶん時間がかかりました。しかし今回は春の方から積極的に声をかけてくれたことで、のばらはついに自分の本当の気持ちに気が付くようになります！

好きな人ができた！

のばらはさっそく、親友の宵たちに「好きな人ができた」と報告をしました。これまで全く恋愛をしてこなかったのばらにしては、友達に相談することすら勇気が必要だったことでしょう。自分の気持ちを打ち明けたのばらの表情からは、覚悟のようなものが受け取れます。

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のばらは元は可愛くて美人なのですが、自信のなさから女として自分を磨くことを放棄してしまっています。地味な眼鏡も相まって、これまで男子からまともに相手をされたことがなかったようです。

そのため、春が笑顔で自分に話しかけてくれたり、名前を覚えてくれたというだけで、春のことが好きになってしまった模様。男慣れしていない女子の一目惚れのよくあるパターンです。

ただ、春は市村の親友でもあるので、悪い人ではないはず。のばらもそんな春の本性をどことなく感じ取って好意を抱いたのかもしれません。

春は長身で逞しい身体をしていますが、中身はド天然です。害がなさそうなところも、のばらの男子に対する苦手意識を薄れさせる要因になったのかもしれません。