デブとラブと過ちと！・第21話のネタバレと感想｜恋するソワレ3月号

2021年3月6日発売の「恋するソワレ」3月号に掲載されている「デブとラブと過ちと！」第21話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

デブとラブと過ちと！・第21話のネタバレ

南の言葉に夢子はどういう意味かと聞きます。

自分は身よりもないし唯一の家族だった妻の聡美ももういない…

だからこそいつ死んだって構わないと言う南に夢子はたこ焼きを食べながら話そうと言います。

南は突き放すと夢子は南のことを偏屈な人だと漏らします。

夢子は、そんな南と結婚した奥さんはよっぽど「いい人」だったと言うと、南はだからこそ死んだと話します。

 

二人の出会いは近所のコンビニ。

最後の1個であった牛乳を同時に手を伸ばした時、聡美に譲られたことが初めての会話でした。

スーツで歩いているのをよく見かけると話す聡美に、南は初め職業柄なのか警戒してしまいます。

初めは聡美のことを変な女だと思っていた南ですが、その日を先に聡美をよく見かけるようになりました。

見かける度に人の世話ばかり焼いていて、そうせずにはいられないように見えていました。

しかしある時、見かけるようになったんじゃなくて、自分が無意識にみつけていたのだってことに南は気づいてしまいます。

いつも誰かのために走っている聡美を自分が支えたいと思ったのです。

その後、二人は結婚します。 平凡な結婚生活であり、お互い忙しく二人の時間は少なくてもそこそこ幸せでした。

しかし、あの事故が起こってしまうのです。

事故当日、二人は映画を見に行こうと街を歩いていると、一人の妊婦さんが歩いていました。

南は認識がなかったものの、聡美は寿司屋の松野のところのお嫁であることに気付きます。

お腹が大きいのに買い物が大変そうな様子を見て、聡美は映画のチケットを南に頼み手伝ってくると行ってしまいます。

南にとってこの瞬間のことを死ぬほど後悔することになるのです。

聡美は松野の出産日の予定について聞くと、なんと昨日だと言われます。

それなのに産まれる気配がなく、医者のすすめもあって運動がてら買い物に行っていた様子。

大変だと思っていると、松野は歩道橋を渡ろうとします。

陣痛のためだと言って昇ろうとする松野ですが、急に陣痛がきてしまい歩道橋から落ちてしまいます。

松野を必死に食い止めようとした聡美。

松野が気づいた時には聡美は頭を打って意識不明の重体だったのです。

南が知らせを受けて病院に駆け付け時には既に遅く、聡美は帰らぬ人になってしまいました。

自分は聡美の代わりに荷物を持っていれば、一緒について行っていれば… 南はこの先もずっと公開しながら無様に生きるしかないと言います。

夢子はその話を聞いてたこ焼きを食べようと誘います。

生きているからこそ食べなければならないと言う夢子。 以前死にたいと思っていた夢子にとって生きる、生きていることは素晴らしいことだと感じていました。

夢子の話を聞いてたこ焼きを1個口に入れる南。 ぬるいたこ焼きでしたが、南は小さく「ウマい」と漏らすのでした。

 

―――三人は外に出て散歩をしていると、南のところにボールが飛んできます。

そのボールを取りに来たのはなんと松野の息子。

息子にボールを渡すと、南に対して自分の母の命を守ってくれたことにお礼を言って去っていきます。

あんなに小さいのにちゃんと息して走っている姿を見て、南は空にいる聡美に向かって救った命が全力で今を生きていることを伝えます。

その表情はどこか少しだけ元気になったような顔をしていました―――。

 

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デブとラブと過ちと！・第21話の感想

いい人が損をすると言っていたのは聡美との出会いに関係していたんですね。 聡美が亡くなったのは自分のせいだと責め続けていた南ですが、それは絶対に違うと思いますよね…。

過去のことを後悔し続け自分は生きる資格がないのは聡美も喜ばないと思います。 きっと聡美は南を責めることもないし、なんなら自分が二つの命を救ったことに誇ってそうですね。

夢子のおかげもあってそれらに気付くことができた南は、もう死にたいと思うことも少なくなるのでしょうか。 これで圭介に対する態度も変わるといいですがね…(；ﾟДﾟ)