墜落JKと廃人教師・第65話のネタバレと感想｜花とゆめ9号

2021年4月5日発売の「花とゆめ」9号に掲載されている「墜落JKと廃人教師」第65話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

墜落JKと廃人教師・第65話のネタバレ

道端でおばあさんを助けたお礼に折り鶴をもらった扇言。 しかしその折り鶴は扇言の学校の進路希望容姿で折られたものでした。 しかも進路希望欄には「安楽死したい」と衝撃的な希望が書かれており…！？

さらにさらにひょんなことからその進路希望用紙の元の持ち主が発覚！

ダウナー系の雰囲気漂う彼の名前は安路川（あじがわ）という名の同級生でした。

扇言はおそるおそる、なぜ安楽死したいなどと書いたのか質問します。

安路川は最初答えるのを渋りましたが、呼び戻された灰人が彼を問い詰めると彼はしだいに語りだしました。

“人間誰でも一度は他人に対して死ねと思うことあるでしょう？俺ばあちゃんに言っちゃったんだ…早くしんでくれって。”

祖母に認知症の症状が出始めてきて、手がかかって進路や勉強どころじゃなくなってしまいついイライラしていたと漏らす安路川。 彼はずっと祖母との2人暮らしらしく、詳しくは分かりませんが両親の手も借りられない状況なのだそうです。

安楽死したいというのは、育ててもらったくせに恩知らずな発言をしてしまった自分の発言を後悔してつい書いてしまった言葉だったのだとか…。

その話を真剣に聞いて、安楽死の方法やかかる費用や労力について話をしだす扇言と灰仁。

安路川は自分の漠然とした悩みにこれほど真剣に話をきいてくれる2人のことを変な奴らと思いつつも、どこか心のモヤモヤが和らいでいくのを感じるのでした。

扇言は安治川の進路希望用紙を再び鶴の形に折りなおしてやります。

鶴は長寿の御守り…本当はお婆さんはこれをあなたに渡すつもりで折ったのではないか、死んでほしいと言われても変わらずにあなたのことを大切に想っているはずだと、鶴を手渡す扇言。

掌に握らされた鶴はどこか暖かい温もりがあり…そして…扇言オリジナルな斬新な折り方のせいでやけに攻撃的でトゲトゲしい鶴の形をしていたのでした。（扇言は普通の鶴の折り方がわからないのだそうです。）

 

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墜落JKと廃人教師・第65話の感想

扇言はかつて家族から死んでほしいと願われてしまった側の立場です。 さらには自ら死を願ってしまった経験もある立場。 つまりお婆さんの気持ちも、安路川の気持ちも、両方理解できてしまうんですよね。 だから2人のことが放っておけなかったのでしょう。

灰仁は扇言が目にかけた安路川が男であることにものすごく嫉妬してるみたいでした。 ですが彼女の行動を止めるわけにもいかないのでなんだかモヤモヤしてたみたい。 これはこの後扇言は灰人からの猛烈なヤキモチをくらうことになるでしょうね。