シジュウカラ・第16話のネタバレ感想

JOURで連載中の「シジュウカラ」第16話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

シジュウカラ・第16話のネタバレ

駅で待ち合わせをした忍と千秋。 駅弁を買ったりしながら、この時間を楽しみます。

千秋と腕が触れただけでドキドキとしてしまう忍ですが、逃避旅行というよりは、家族旅行に来ている子どもみたいだとも感じてしまいます。

遊覧船でも楽しそうにする2人。 周りの人を気にして、「先生」と呼ぶのはやめにしないかと忍は提案します。

自分で提案したものの、千秋に「忍さん」と呼ばれて、妙に照れてしまうのでした。

しかし若いカップルがイチャイチャしたいたり揉めていたりするのを見ては、自分にはもうあんなことはできないと感じている忍。

宿泊する宿に到着すると、千秋は一部屋しか手配していませんでした。 節約をしないといけないからという千秋の言動に、同じ部屋でも何も起こらないと千秋は思っているのだろうかと、自身の魅力のなさを思い知らせされるように感じます。

温泉に入ると、そこには大きな水槽がありました。 大きな海亀を眺めながら、海亀はここから出たいと思わないのかとか、海にいたときの自由な生活を忘れてしまったのだろうかと、何となく自分と重ねながら、しんみりと思うのでした。

お風呂のあとは、2人で食事を楽しみます。

お酒が入った忍は、千秋を楽しそうな姿を目の前に、このまま溶けて消えてしまっても良いと思うほど幸せな気分に包まれていました。

部屋に戻ると、布団が並んで敷かれていました。なんとなく気まずくて、千秋は一人で飲み直すことにしました。

お酒を飲みながらも、千秋と同じ歳ならあの布団に潜りこむことができたかもしれないと、自分が40歳になってしまったことを改めて感じ、切なくなります。

その一方で、千秋が自分に心を開いて楽しそうにしてくれているのは、年齢とともに色々と経験していた"今"だからなのだと言い聞かせるように思いながら、うとうととしていました。

布団に入った忍がなかなか眠れずにいると、千秋が覆い被さってきて、するかと尋ねてきました。

 

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シジュウカラ・第16話の感想

恋愛感情でなくても、やはり若い美男子との交流は胸を高鳴らせるものがあります。

それが子供と同じ歳であろうと、なかろうと、非現実的な世界は、とても大きく、とても華やかで、かつ謎めいたところに、ハマる人はハマる。忍も、そんな狭間にいながらも、しっかりと現実に向き合うことのできる、リアルな40歳女性像として描かれていると思いました。とくに共感したのは、何かと子供の話をしてしまうところです。きっと、結婚してからの忍の世界は子供でいっぱいだったのでしょう。

女であり、母親であり、"忍"という人であるわけですが、忍は今後どんな選択をしていくのか楽しみです。単なるキラキラ不倫漫画ではないところが、好感的ですね。

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