コータロー君は嘘つき・第71話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想

「コータロー君は嘘つき」第71話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

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テレパスの未来について知る松下先輩

かつて、テレパス仲間のハルキが、自ら命を絶ちました。コータローはみのりや自分自身を守るために、このことをずっと秘密にして生きてきたのです。

シーンは現在にもどります。

松下先輩に過去を打ち明けたコータロー。その中で松下先輩が気になったのは、テレパスは成長するにつれて脳にダメージを蓄積していくという話でした。

コータローの見立てでは、自分たちは20歳を迎える頃には死に至ると言うのです。あまりにも衝撃的な話に、松下先輩は理解が追い付きませんでした。

コータローが去って行ったあと、自分の寿命に思いを馳せる松下先輩。残り3年という限られた時間を思うと、自然と頭に浮かんでくるのは、やはり啓司のことでした。

テレパスの脳機能障害について

テレパスは症状が進行していくうちに、「感情のコントロールが困難になる」「衝動が抑えられなくなる」といった行動が目立つようになるのだそうです。これを聞いた途端、なんとなく頭に浮かんだのはやはりハルキでした。ハルキの症状はかなり進行していたものと思われます。コータローは、テレパスがいずれ脳機能障害を患って早死にする未来にあると予測しているようです。

大人のテレパスがいない

コータローの予測の根拠は、これまで自分たちが大人のテレパスに出会ったことがないという点にありました。これまでコータローが出会ったことのあるテレパスは、松下先輩を含め、全員が20歳以下の若者だったのです。

人間の脳は20歳まで成長し続ける

また、人間の脳は20歳でほぼ完成すると言われているのも根拠の1つでした。脳が成長しきるころにはテレパスの能力向上がピークに達し、何らかの脳機能障害または脳機能障害による臓器不全を起こすと、コータローは考えているようです。

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ようやく過去の回想シーンが終わりました。あまりにも衝撃的すぎるテレパス仲間のハルキの死。コータローが頑なにハルキのことや過去を秘密にしていた理由が理解できてしまいましたね。

みのりの悪夢の正体も、なんとなくわかったような気がします。おそらくみのりは、当時コータローに消してもらった「ハルキの死」と「自殺ほう助」の記憶を、思い出しかけているのでしょう。

もしみのりが過去の記憶を思い出してしまったとしても、みのりとコータローの関係が崩れるとは思えません。ただ、みのりが精神的に疲弊することは間違いないでしょう。

コータローは自分に残された僅かな時間を、みのりの幸せのために尽くすつもりでいるようです。そんなコータローがわざわざみのりに辛い記憶を思い出してほしいはずがありません。

もしみのりが記憶を取り戻しかけていることを知れば、コータローが再び操作の能力でみのりの記憶を封印してしまう可能性が高いです。

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