墜落JKと廃人教師 ・最新75話のネタバレと感想｜花とゆめ24号

2021年11月19日発売の「花とゆめ」24号に掲載されている「墜落JKと廃人教師 」第75話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

よくよく考えれば当然な疑問でした。 扇言の中に突然湧いたそれは、「なぜ灰仁は自分のことを名前ではなくJKと呼ぶのか」という疑問です。

灰人は薫子のことは「るっこ」、なずなのことは「なず」、最近仲間内に加わった（？）安路川のことさえ「鶴男」と、仲の良い生徒をほぼ全員“愛称”で呼んでいるのです。

それなのに扇言のことはずぅーっと「JK」呼ばわり。 名前にひとつも掠りもしていないただの名詞呼びに、扇言は不満を持ち始めます。

きっかけは、最近友達が増えてきて灰仁が他の生徒を愛称で呼ぶシーンを頻繁に目撃するようになったからです。 そしてその疑問を爆発させるスイッチとなったのが、兄・詞からの単刀直入な指摘によるものでした。

放課後…扇言はたい焼き屋の客間でこの疑問を灰仁本人にぶつけることにします。 しかしいつものようにはぐらかし続ける灰仁。 扇言が皆愛称で呼んでもらえて羨ましいと呟くと、灰仁は手で顔を覆って深く溜息をつきました。

扇言はさらに過去を掘り返し始めます。 クリスマスはプレゼントがなかった。 バレンタインもお返しは2回に1回だったし内容は「空気と遺書」というわけのわからないものだった…。 そして誕生日プレゼントは「架空の花束」。 扇言は、"本当に灰仁は自分のことが好きなのか。"と灰仁に疑惑の目を向けます。

観念した灰仁は、自身が恩師から「少年」と呼ばれ続けていたことを語り出しました。 恩師でもあり母親代わりの彼女から名前を呼ばれたのは、彼女が病に伏して死に際のたった一度きりのことだったと言います。

しかし"そのたった一度で一生分の名前を呼ばれたような満たされた気持ちになった。"という灰仁。

恩師としては、名前を呼ぶ＝一人前になったという意味合いがあったのだそうです。 "少なくとも自分はそんな恩師の考えを受け継ぎ、扇言のことを雑な気持ちで呼んでいるわけではない。"と、灰仁は説明してきます。

扇言は"特別感のない呼び方は一人前になるまで、おまえを見守っているという意思表示に近いものがあったのかもしれない。"と考え始めます。 さらにプレゼントがあまりなかったことに関しても、学生と教師という立場である自分たちの外聞をきにしてのことだったのかもしれないと灰仁を見直し始める扇言。

しかしそれを口にすると、灰仁は急に乱暴に扇言を押し倒してきました。 "最近の扇言が予想外に積極的すぎて…何度も自分を抑えている…女子高生じゃなかったらとっくの昔にモノにしている…JK呼びは欲求不満の抑止力だ。"と耳元で囁く灰仁。 そして"もういっそ一線を越えてしまおうか。"と言い出してきます…。

扇言は慌ててやっぱりJKと呼んでほしいと取り繕います。 その言葉に、灰仁は不満そうな表情をするのでした。

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最後の押し倒すシーンがドッキドキでした！ 正面から押し倒してるんじゃないですからね…！ 扇言の片方の肩を鷲掴みにしてそのまま乱雑な感じで扇言を床に押し付けてるんです…！ 扇言は顔を真っ赤にして恥ずかしさに耐えてる感じ…灰仁が男になる瞬間を見てしまった気がします…ゴチでした！

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