サレタガワのブルー・第139話,140話,141話,142話,143話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「サレタガワのブルー」第第139話～143話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

藍子との本当の別れ

ホストのレオに無惨なやり方で捨てられてしまった藍子。泣き疲れてゴミ置き場で座り込んだまま眠ってしまっていた藍子は、通りがかりのカップルに罵声を浴びせられたことにキレて、女に掴みかかってしまいます。

そのせいで拘置所に入れられてしまった藍子でしたが、なんと、身元引受人として現れたのは、離婚した元夫・暢でした。

暢は藍子を彼女の実家へと送り届けます。車の中で、藍子は一時間以上、涙と嗚咽が入り混じった消え入りそうな声で、暢への感謝と懺悔の気持ちを呟き続けました。

一方、これまで暢に対する気持ちを必死に抑え続けてきた梢が、ついに一歩を踏み出す展開に。

両想いであることを確認し合った2人は、まるで夫婦のように過ごすようになります。梢に対する気持ちが高まっていくと共に、夜に一緒に寝ている間も、梢を抱きたいという衝動に駆られていく暢。しかし、梢・たっくん・自分の幸せな川の字を乗り越えてまで梢に手を出す勇気がどうしても持てません。

しかし、商店街で旅行の宿泊券が当たったことをきっかけに、ついに暢と梢は身も心も結ばれる展開に……。

藍子がようやく本当の意味で更生をスタートさせる

実家に勘当されていたはずの藍子でしたが、暢の口添えもあって、どうにか更生するまでの間は実家に住まわせてもらうことができるようになりました。

藍子の口ぶりを見る限り、どうやら彼女は本当に自分の罪を認めて、更生に向けて気持ちを一新させているように見えます。そんな藍子の前向きで堅実な気持ちが両親に伝わったのか、両親も藍子のことをやや哀れんだ表情で見ているほどでした。

なにはともあれ、藍子にまつわるエピソードはこれで一件落着です。

藍子を許しそうになる暢

藍子を車に乗せている間、暢はずっと彼女からの懺悔の言葉を聞くことになります。しかし暢は聞いているだけで何か言葉を返すことはありませんでした。

暢が何も反応できなかった理由は、口を開けば藍子のことをのことを許してしまいそうになったからです。

暢が藍子とヨリを戻す未来が完全になかったにしても、藍子が今まで犯した数々の裏切り行為を許してしまうということは、当時必死に耐え続けてきた暢自身の気持ちを踏みにじる行為になってしまうため、暢はやはり最後まで藍子のことを許すことができなかったのでした。

梢の中で揺れる「母」と「女」の心

梢はシングルマザーとして息子を育て上げる為に、自分は新しい恋愛をしている暇も資格もないと考えていました。そのため暢に対する確かな恋心があることはわかっていても、彼をこれ以上好きにならないために、事務所を辞めて新生活をスタートさせようとしてしまいます。

梢は、大人の都合でこれ以上息子を振り回したくないと考えたのでしょう。なんとも梢らしい考え方です。

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「サレタガワのブルー」も残る所3話になってしまいました！最後の最後で藍子が本当の意味で心を入れ替えたみたいだったので、少しホッとしましたね。ここ最近の藍子の不遇っぷりをみてから第1話を読むと、本当に「天国から地獄」という言葉がぴったりだなと感じてしまいます。

不倫相手の和正、金持ちのリュージ、ホストのレオ、これまで多くの男性に裏切られてきた藍子でしたが、そんな中で自分のことを本当に想ってくれていたのは暢ただ一人だけでした。これを考えると、藍子は確かにモテはするけど、本当の意味で愛されるという意味では、人一倍恵まれないタイプの女性だったんだなと思えてきてしまいます。

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