十字架のろくにん ・第190話,191話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第190話と191話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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【第190話】マザコンだった円 比呂

4人のいじめっ子たちの過去のエピソードが続きます。小学四年生の頃の円 比呂は、どうやらマザコンだったようです。しかし、それなりに幸せな毎日を送っていた模様。ただ一つ、円は同級生よりも少し抜けている部分があり、親友からそれを都度バカにされることを気にしていました。そしてそんな円の劣等感に目を付けたのは、やはり、至極だったのです。

【第191話】久我 大地は正義感のある少年だった！？

久我の意外な小学生時代も明らかになります。なんと久我は、いじめられっ子を助けるほど正義感にあふれた少年だった時代があったのです。しかし、そんな彼の正義感もやはり、至極の巧みな話術によって捻じ曲げられてしまい……。

4人の悪癖が露わに

至極以外のいじめっ子4人には、潜在的に悪癖や非道徳的な願望があったようです。至極によってそれらが引き出されてしまったといった感じなのだと思われます。もし至極と出会わなければ、4人があそこまで人として落ちぶれたいじめっ子になり果てることはなかったでしょう。

誰しもいじめっ子になり得る可能性がある？

今回のエピソードで作者が伝えたかったのは、誰しもが本当はいじめっ子になる可能性があるということなのかもしれません。もともとはいじめられっ子を助ける側だったはずの久我のエピソードを最後にもってきた点にも、何か特別な想いがあるように感じました。

そして最後は至極の過去

次回予告ではいじめっ子4人に続いて至極の過去が明かされるとのことでした。至極がいじめをするようになったのは、死に対する特別な感情を抱いたからでしたよね。「死は尊いもの」だと信じてる至極ですが、最終的な目的が自らの死なのか、漆間の死なのかはまだ謎に包まれています。過去を覗けは、至極の行動原理も少しは理解できるのでしょうか？

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いじめっ子4人衆ももともとは普通の小学生だったことがわかりました。やはり至極の悪影響を受けて4人とも性格がねじ曲がってしまったのだと考えられます。そう思うと、いじめっ子の4人も至極の狂った思想の被害者と言えるかもしれません。

ただ、過去がどうだったにせよ、いくら理由があるにせよ、いじめた事実や人の命を奪った罪が許されるわけではありません。結果的に漆間に制裁を加えられた4人は、甘んじてそのバツを受けるべきでした。

次回は至極の過去が少し覗けると言う事で楽しみですね！