十字架のろくにん・第3巻15話～29話のネタバレと感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第3巻の15話～29話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

「十字架のろくにん」各話のあらすじ・ネタバレはこちらから！↓

【最新187話更新】十字架のろくにん・全話あらすじ・ネタバレ感想まとめ｜最新話から最終回（完結）の考察・無料で読める方法まで

【マガポケ】にて連載中の『十字架のろくにん』の全話ネタバレと感想まとめです。 十字...

千鶴からの突然のキスに動揺する漆間

我に返った千鶴は、漆間に"ごめんなさい！"と謝りますが、漆間は"いやいいんだ……！"と慌てた様子で答えて、部屋を出ていきました。
彼は右代 悠牙（うしろ ゆうが）が待ち伏せる店へと向かいます。

その後、千鶴は警察に事情を聞かれますが、暴漢に襲われそうになったところを見知らぬ男の子に助けてもらったのだと説明し、漆間の名前を出すのを伏せます。

一方で、右代は漆間を返り討ちにする準備を万全に整えていました。
彼は腕の立つ部下を何十人も配備してビルの出入口の防御を完全に固めます。
右代は自信たっぷりに不敵な笑みを浮かべ、漆間の到着を待ちわびているのでした。

思わず漆間にキスをしてしまった千鶴が恥ずかしがる姿がとても可愛かったのですが、今はそれどころじゃないですよね。漆間も内心ではドキドキだったでしょうが、切り替えて右代の元へと向かいます！

1VS多数の戦いを強いられることが予想されますが、はたして漆間はどう戦うつもりなのでしょうか……？

1VS多数の戦い、漆間は火事で炙って右代の孤立化を図る

大勢の部下を従えて準備万端に漆間を待ち構える右代。
右代はかつて、漆間のことを無理矢理組み敷いて強姦し、彼に屈辱的なイジメをした過去がありました。 漆間を再びいたぶる光景を想像して悦に浸る右代ですが、そんな彼に突然、部下から火事の報告が入ります。

火事とあって屈強な右代の部下たちも保身のために散り散りに逃げ出しはじめてしまい、防御を固めたはずのビルはあっという間に隙だらけに。

孤立化した右代は焦りますが、煙の中から現れたのは復讐に心を燃やす漆間の姿でした。
右代はナイフで応戦しようとしますがあっけなく漆間に捕縛されてしまい、別の場所へと拉致されます。

大勢に対してバカ正直に正面から向かっていくわけがないですよね。これも祖父から教わった作戦でしょうか。
そうだとしても裏口を張っていた数人を一人で片づけてしまったのだからやはり漆間の戦闘力は凄まじいです。

漆間が使う拷問器具によって右代の肛門が破壊される

裸で椅子に座らせられて拘束される右代。右代は動けない代わりに漆間を精神的に攻撃しようと考えたのか、もし自分が殺されたとしても、至極たちは黙っていないと叫びだしました。
さらに右代は、"漆間の家族が死んだときは最高に笑えて興奮したし、今でもあの光景を思い出して自慰をする。"と言い出してきます。

もはや慈悲の余地はない右代に対し、漆間はついに拷問器具を取り出しました。それは、「苦悩の梨」と呼ばれる西洋の拷問器具で、つまみを回すと4つの箇所がそれぞれ開いていき最後には花のように開花する器具です。

漆間はその拷問器具を右代の肛門へと無理矢理差し込み、つまみを開いていきます……。

まさに受けた虐めにちなんだ復讐ですね。体の中で拷問器具が無理やり開くだなんて想像しただけでゾワッとしてしまいます。 でも正直、右代は男女構わず手を出す強姦魔なので犯した罪にちなんだリベンジを受けているだけです。同情の余地はないですよね。

自分の彼女を監禁して性奴隷のように扱っていた右代

漆間の復讐はこれだけでは済みませんでした。
彼が第二ラウンドの始まりだと呟くと、部屋が突然明るくなります。

今まで暗くて気付きませんでしたが、右代はこの部屋が少女を監禁していた部屋だということに気が付きました。
そう、ここは右代が自分の彼女・香蓮を拉致して監禁し、性奴隷としていたぶっていた部屋だったのです。

漆間は香蓮を解放していました。
そして苦悩の梨の小さいバージョンの拷問器具を彼女に渡していたのです。

香蓮は、自分の愛と人生を踏みにじった右代を心の底から憎んでいました。
彼女は見るも無残な姿になっていましたが、ヨロヨロと右代の前に歩み寄り、小さな苦悩の梨を取り出します。

右代は実は香蓮に本気で恋をし、彼女に一目惚れしたときから更生し、相思相愛で張れて香蓮と付き合うことになったのですが、ある日突然香蓮が行方不明に。その真相は右代による拉致監禁なのでした。惚れさせて最悪の形で裏切るなんて本当に悪質すぎますよね。

しかしそんな香蓮から復讐を受けることになる右代！香蓮はこの小さな拷問器具を一体どこに入れるつもりなのでしょうか！？

拷問器具を使って右代の性器を破壊する元・恋人の香蓮

右代の拉致監禁と度重なる強姦によって、精神がボロボロの状態の香蓮。彼女はもはや普通の生活に戻ることなど叶いません。

小さな苦悩の梨を手にしながら、香蓮は右代になぜ自分を裏切ったのか尋ねます。
右代は、ヤリたいと思ったから付き合い、愛称のいい女を逃がしたくないから肉便器として使うために拉致監禁しただけだと答えました。

それを聞いた香蓮は決心がついたのか、小さな苦悩の梨を右代の性器に差し込み、器具を開きます！右代の性器は二度と使い物にならないほど破壊され、香蓮は復讐を遂げるのですが……。

なんとその直後、香蓮は小さな苦悩の梨を自分の首にも突き刺してしまい！？

いやまさかそこに刺すなんて！
頭の隅で若干予想はしていましたが、男性読者からしたらトラウマ回になるレベルのシーンになったと思います……今回はいつも以上に過激な回でした。 しかし香蓮と右代の関係ですが、ただの加害者と被害者という言葉だけでは片づけられないような何かを感じますね。

右代は本当は香蓮を愛していた

右代のポリシーは「惚れさせてから犯す」でした。香蓮を気に入った際もポリシーに乗っ取って彼女に猛アタックをした右代。

他の生徒たちが右代のことを恐れる中、香蓮は人は見かけによらないと言って恐れることなく右代に接してきていました。そのことから次第に本気で香蓮のことが好きになっていく右代。

自害した香蓮の姿を前に、右代は初めて「香蓮のことを心から愛していた」という自分の心の気持ちに気付きます。

しかし時すでに遅し。香蓮はすでに帰らぬ人となってしまいました。
香蓮の亡骸を前にその名前を連呼する右代。

漆間はそんな彼が懺悔の言葉を口にしようとした瞬間に、彼の首をへし折って命を奪ってしまいます。
しかし漆間の瞳には一筋の涙が……。

漆間が流した最後の涙の理由は一体何だったのでしょうか。
右代に対する同情なのか、香蓮に対する罪悪感なのか。

何にせよ漆間の不屈の復讐心が揺さぶりかねない事件となりましたね。

水酸化ナトリウム水溶液で右代の遺体を溶かし、証拠隠滅

漆間は香蓮の死体は浅く埋めることにしました。せめて死体が発見されないと遺族も浮かばれないだろうと考えたのです。

しかし右代に至っては、骨の一片たりとも残さずに完璧に処理してしまいます。精肉のように右代の遺体の血抜き作業を行った後、浴槽の中に遺体と水酸化ナトリウム水溶液を入れて肉片を溶かし、骨はハンマーで砕いて粉々にして血と共に川に流しました。

右代という一人の人間は、液体や粉末状になってこの世から完全に消え失せます。

その後、漆間は香蓮の遺書を彼女の実家にこっそりと届けに行きました。
彼女の自宅から去る漆間ですが、そんな彼の様子をじっと見つめている"ある人物"が……？

前回の復讐とは違ってしっかりと遺体の処理をして証拠隠滅を図る漆間です。
祖父が遺体遺棄に手を貸しているあたりがすごく生々しいですね。祖父からしたらこういう痛いは別に珍しくないのかもしれません。
漆間の両親が祖父は怖い人間だから近づくなと警告していた理由がよくわかります。

千光寺と右代の死を受けて、円が焦りだす

円 比呂（まどか ひろ）は焦っていました。千光寺や右代が殺害され、いつ自分も漆間に襲われるかわからない状況であることを自覚しているからです。

焦った円は至極と久我を呼び出し早く漆間を殺そうともちかけますが、2人に拒否されてしまいます。

イラ立った円は公園にいた無関係の男の子を捕まえると、突然彼の口に無理矢理洗剤を流し込み始めました。"お前のせいで京ちゃんの前で恥をかいた！"と無関係の男の子に八つ当たりをする円。

彼は、漆間に殺される前に自分から彼を殺してしまおうと思い立ちます。

一方で漆間は、学年のマドンナと呼ばれる白川 要(しらかわ かなめ)に手紙で呼び出されていて……！？

千光寺や右代以上にクズさの際立つ円です。なんだか5人の中で一番雑魚キャラの雰囲気を醸し出していますが、3人目のターゲットというところが気になりますね。

新たに登場してきた白川 要という美少女がどう絡んでくるのか気になります。なんだか嫌な予感しかしませんね。

突然の恋愛展開！？白川と千鶴2人の女性から恋心を寄せられる漆間

漆間が香蓮の家に彼女の遺書を投函した帰り道に、彼の姿を物陰からをじっと見つめていた人物……実はそれは白川だったのです。
彼女は漆間が一人で行方不明の香蓮を探しているのではないかと勘違いし、仲間に入れてほしいと言い出してきます。

白川には双子の兄・純がいました。口の軽い純のせいで、白川がずっと昔から漆間に想いを寄せていたことが明らかに。

学園のマドンナと呼ばれる白川からの好意を知った漆間は戸惑いますが、自分が血塗られた復讐者であることを思い出して何とか色ボケを防ごうとします。

漆間に想いを寄せる千鶴は、彼と白川の接触を見て焦りだしますが……。

2人の女性に好意を寄せられる漆間。ラッキースケベなシーンも盛り込まれていて、なんだか学園物語臭がしてきましたが、円戦に備えたフラグにしか思えません。
おそらく円との戦いでは、彼が女性陣をダシにして漆間に苦戦を強いる戦いになることでしょう！

白川と漆間がクラス演劇で主役に選ばれる

文化祭でクラス演劇をやることになった漆間たちのクラス。当然ヒロインはクラスのアイドル白川に選ばれます。
問題は相手役ですが、影の薄い漆間がやったほうが男子たちの平穏が保たれるという理由で、不本意ながら漆間が主役に抜擢されてしまう展開に。

漆間は3人目のターゲットを決めかねていましたが、そんな中、5人のイジメっ子の中で一番卑劣そうな円が宣戦布告にやってきました。

円は、自宅に戻ってから漆間と白川が一緒にいたのを思い出しながら自慰行為に走ります。
明らかに白川を狙いだす円ですが、果たして漆間は彼女を守り切れるのでしょうか！？

円が白川に手を出す未来しか見えませんね。漆間も早くその可能性に気づくべきな気がしますが、今のところその危険性を加味できていないようです。大丈夫なんでしょうか。
小学生のころ同級生だった彼らですが、成長して色っぽくなった白川さんが漆間と仲良くしているのが円的にはたまらなくジェラシーを感じるようで、同時にそこに興奮してしまっているみたいですね。円はなかなかの変態みたいです。

キスシーンの練習をする漆間と白川は、今にもキスしてしまいそうな距離に！？

クラス演劇の「ロミオとジュリエット」には当然ながらキスシーンがあります。互いの顔をギリギリまで近づけてキスシーンの練習をする漆間と白川。
漆間のことが好きな千鶴は、2人のキスシーンをハラハラしながら見ていました。

そして反応を見る限り、やはり白川は漆間に心底惚れてしまっている様子。白川の双子の純からも、要を泣かせたら承知しないぞと後押しにも似た忠告を受けてしまい、漆間は戸惑うばかりです。

その後、漆間と白川は2人きりでキスシーンの練習をします。
2人の距離はさきほどの練習よりもずっと近くなっていて、このままキスをしてしまいそうな距離にまで接近して……！？

白川からキスを迫られるような展開にドキドキですが、漆間としては複雑でしょうね！
と言いつつも漆間もクラスのアイドル白川に積極的に好意を露わにされて赤面しっぱなしです。

恋愛ムード漂う学際の一方で、漆間は3人目のターゲットを円に絞っています。
ますます白川が円に何かされるフラグが立ち始めていますね～。

実は白川も例の5人によるイジメの被害者だった

白川が漆間を好きになった理由は、2人が小学生の頃に遡ります。実は、白川は漆間が例の5人組にイジメられる前のターゲットだったのです。
至極たちは白川に度が過ぎたイジメを行っていました。中でも円からは、ミミズやダンゴムシなどがたくさん詰め込まれた水を「土ジュース」だと言って白川に飲ませるという、悪質なイジメを受けた過去があります。

そんな壮絶なイジメの中、漆間に優しく声をかけてもらえたのが嬉しかった白川は彼のことがどんどん好きに。しかしその後イジメの標的が白川から漆間にチェンジしてしまい……。

白川は漆間に、過去の感謝と、今の自分の好意は真剣であることを伝え、文化祭終了後に返事を聞かせてほしいと言い出します。

まさか白川にそんな過去があったとは驚きです。
そして円のクズっぷりにまたも胸糞悪くなってしまいました。

刑事も本格的に漆間を疑って動き始めています。
もはや文化祭が無事に終わる気がしませんね。

円との決戦は文化祭当日

漆間を葬るための作戦を練る円。
至極は円の作戦をいいんじゃないかなと評価しますが、内心では円を当て馬程度にしか思っていません。
そうとも知らず円は漆間を必ず返り討ちに出来るはずだと信じ、作戦の決行日を文化祭当日に定めます。

一方で白川と漆間が演劇の主演を務め、その中で距離を縮めていく現状に焦っている人物が一人……それはもちろん千鶴です。千鶴は漆間に対し、自分も漆間に好意があることを仄めかします。

女生徒たちから好意を寄せられ、また友人らと青春の一時を過ごす漆間。

しかしその胸の内では、文化祭終了後に円への復讐を果たす決意を固めていていました。
彼は何やら薬物の調合をしながら、決戦の時に備えるのでした。

5人の中で一番雑魚くて至極の腰ぎんちゃく感を出しているのは間違いなく円です。 そんな彼が一体どうやって漆間を迎え撃つというんでしょうね？

まぁ十中八九卑怯な手を使ってくることは間違いないでしょう。
今回やたらとスポットが当たっている白川が「人質」や「取引要素」として絡んでくる可能性が高いですね。

毒入りジュースでクラス全員の命を狙う円……しかしその作戦を偶然にも白川が聞いてしまって！？

そして迎えた文化祭当日。漆間と白川は衣装に着替えて演劇に備えます。 そんな中、窓の外を見る白川は、あることに気が付き教室の外へ。

その後、クラスにコーヒーの差し入れが届きます。しかし差出人は不明で、教室の外に置いてあった品なのだとか。
実はこのコーヒを差し入れたのは円です。彼は漆間のみならず、クラス全員分のコーヒーに毒を仕込んでいたのでした。

『毒でフラフラな状態で演劇をする漆間を客席から楽しみ、その後アイスピックで息の根を止める。』

それが円の作戦ですが、作戦をブツブツ呟いているのを白川に聞かれてしまい……！？

白川に作戦の全貌を聞かれてしまった円。

おそらく白川が一人で円に立ち向かったのは、以前は漆間に助けてもらったから今度は自分が漆間を助けようと思い立ったからなのでしょう。健気すぎますよね～それが仇となるとも知らずに……。

漆間を助けようと円に立ち向かう白川……しかし「強姦」という最悪の返り討ちに遭ってしまい精神崩壊！？

白川が教室から姿を消してクラスメイトたちは慌て始めていました。
さらに差し入れのコーヒーが飲めないほどにマズイとあって、「悪質なイタズラ」を仕掛けられていると察したクラスメイトたちは、コーヒーを飲むのを拒みます。

円の作戦は早くも失敗しかけていました。

演劇の開幕が迫っても戻ってこない白川を心配した漆間が会場の外に探しに行くと、校舎裏で座り込む白川の姿を発見。急いで駆け寄りますが、彼女は魂の抜けたような表情で漆間を拒絶しました。

よく見れば彼女の衣装は股の部分を中心に破られており、そこからは真っ赤な血液と白濁した精液が滴っており……。

やっぱり起きてしまった悲惨な結末です。
読者の皆さんもある程度は想像していた結果かと思いますが、それにしても酷すぎます。

今回は本当に無関係の白川が巻き込まれたとあってさすがの漆間も精神的にきてしまったようです。白川の姿を見るなり嘔吐してしまっていました。

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

十字架のろくにん・第4巻30～42話のネタバレと感想｜マガポケ

本記事ではマガポケで連載されている人気作品「十字架のろくにん」の4巻（30話～42話...