十字架のろくにん ・第167話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん 」第167話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

雁野VS漆間の戦いは予想外の展開に！？

漆間が川奈を救ったことから、雁野との戦闘が始まりました！雁野は漆間に強烈なタックルをかまし、病院の2階から外へ突き落とします！

自分もろとも落下したため、雁野も全裸で屋外に落下！雁野は受け身もとらずに落下しましたが、無傷。相変わらず戦闘技術は皆無でも、肉体のポテンシャルだけはバケモノ並みの雁野です。

物音がしたせいで漆間たちは革命倶楽部のメンバーに発見されます。病院内には警報が鳴り響きました。

革命倶楽部の戦闘員たちは、建物のベランダから漆間に向かって次々に物を投げつけてきます！防御のためにその辺にあったバイクヘルメットをかぶった漆間。

しかしそのシルエットは、数年前、雁野が初めて敗北を喫した“バイクマン”そのもので！？

数年前、バイクマンに敗北した後の雁野

数年前に右代への復讐を行った際、漆間は素性を隠して千鶴の救出へ向かうため、バイクのヘルメットを被った状態で雁野との戦闘に入りました。その時の戦闘でバイクマンに敗北した雁野は、数年間刑務所暮らしを強いられたそうです。もちろん、雁野はバイクマンに対して強い恨みを抱いているはず。しかし、状況はそう単純なものではない様子で……？

雁野はバイクマンに感謝

病院の2階から落下後、雁野は漆間がバイクマンの正体だと知り、恨みをさらに募らせるかと思われました。しかし、鈍感な雁野は、「漆間がどこかに消えて」「バイクマンが唐突に現れた」としか理解しなかったのです……。しかも自分を投獄へ追いやったはずのバイクマンに対して、なぜか絶叫感謝をする雁野。なぜか雁野になつかれてしまったバイクマンこと漆間！一体、何がどうしてそうなるのでしょうか！

純粋で馬鹿

雁野は、投獄は、自分自身の“合意”の概念を見直す、いい機会になったと話します。要するに雁野は、バイクマンは「自分を成長させてくれた恩人」だと認識していたのです。ここにきてまさかの雁野が味方になる展開！これはさすがの至極も予想できなかったでしょう！

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まさか雁野がこちら側に寝返るなんて……。雁野は味方にするにはかなり危険な人物ですが、やっぱり律儀で根は悪い人間ではないのかもしれませんね。

雁野は、正しい教育を受けることができなかった、大きな子供です。誰かがきちんと雁野を導いてやれれば、雁野の未来もだいぶ変わっていたことでしょう。

ただ、バイクマンによって“合意”の概念が変わったと言っていた雁野でしたが、結局は川奈のことを無理矢理襲っていましたよね。一体何がどう変わったのか疑わしいところです。

以前と変わった点と言えば、昔は「相手を殴って恐怖で支配して無理矢理に合意」を得ていたのが、今は「大人のオモチャなどを駆使して無理矢理相手に合意」を得るやり方に変わっただけのように思えます。