十字架のろくにん・第74話のネタバレと感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第74話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

問答無用で、地獄のジャンケン2回戦目が行われます。

1回目で足。 2回目で腕。 そして3回目で命を奪うという、悪魔のようなこのジャンケンゲーム。

プレイヤーとして対峙させられている白川純と漆間は、青ざめた表情で互いの顔を見つめ合っています。

最初こそ漆間に恨みを抱いていた純でしたが、目の前で行われた凄惨かつ理不尽な勝負の結果（翔の足が切断されてるシーン）を目の当たりにし、彼は正気を取り戻して勝負を拒否し始めました。

なんと純は翔を助けるために不戦敗を狙い、ジャンケンの手を出さなくなったのです。

純の一敗目。しかし純の足が切られることはありません。どうやら彼のほうにはペナルティがない模様。

しかし漆間は、あの至極がペナルティなしでこんなゲームに純を参加させるわけはないと考えていました。純が負けた瞬間に、自分の背後にある扉の向こうからゴトリと物音がしたのも気になります。

純はその物音に気が付くこともなく、"このまま自分が不戦敗を続ければ翔を助けられる！"と一筋の希望を見出した表情に。

漆間は至極がそんな単純なゲームを用意するわけがないと忠告しようとすると、至極のジャンケンの掛け声がかかりました。

次も純の不戦敗です。

するとどこからか至極宛に電話がかかってきました。電話の向こうの相手は、2回目で死んでしまったみたいだと至極に報告を入れています。

動揺する漆間と純。

次の瞬間、漆間の背後の扉が開き、台車が運び込まれてきました。台車の上に乗っていたのはなんと、白川要です。

彼女は左足と右腕を切断されたショック死ですでに息絶えてしまっていて……。

そう、至極が純側のペナルティなしでこんなゲームを仕掛けるはずがありませんでした。純側のペナルティとして用意されていたのは、白川要だったのです……。

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想像の斜め上をいく展開です。まさか新ヒロイン的存在だった白川がこんな形で命を落としてしまうなんて想像もしませんでした。ペナルティが白川要であることを伝えないあたり、至極の残酷さが際立つシーンでしたが、おそらく伝えなかったのはわざとだし白川純が不戦敗を狙ってくるのを至極はわかっていたのだと思います。

至極の狙いはあくまでも「漆間を自殺に追い込むこと」です。白川要の死や、白川純の精神崩壊などもその要素にしようと至極は考えているのでしょうね。

もはやイジメの域を超えすぎてます。至極は本当にサイコパスだなと感じる回でした。今後の展開には絶望しか見えません。勝っても負けてももう白川は帰ってこないのですから……。

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