甘く濡れる嘘・第25話のネタバレと感想｜JOUR

「JOUR」に掲載されている「甘く濡れる嘘」第25話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

甘く濡れる嘘・第25話のネタバレ

寧史と円香は無事に結婚式を終えました。 2人は東京のホテルで目を覚まします。

隣で寝入っている円香の姿を見て、自分が人の親になるなんてあの頃は想像もしなかったな…と寧史は過去を振り返っていました。

ここから寧史の過去に触れていきますよ～！

 

寧史は容姿も良く勉強もそこそこ出来るなかなかのスペックの男でした。

そのため彼は昔から女性に関して不自由することはなかったのです。 大学で開かれる飲み会やコンパには必ず顔を出し、可愛い子たちとの出会いを常に求めていました。

新しい子に手を付けては、もっと可愛い子を見つけてすぐに手を付ける…そんな生活を送っていた彼。

自分の人生はそこそこにハッピーだ…そう寧史は思っていたのです。

彼の娯楽の影では傷つく女の子たちが何人もいたというのに、寧史は心を痛めることなどありませんでした。

身体の関係を持った女の子の中には、別れた後に「妊娠した」と言ってくる子もいたのですが…寧史はなんら慌てるそぶりも見せずにその子の連絡先を簡単にブロックしてしまうほど、寧史は不誠実な毎日を過ごしていました。

 

そんな彼もいよいよ就職活動の次期を迎えます。 狙うのはもちろん大企業です。 いい会社に入っていい女を連れて、自分の力で“勝ち組”の仲間入りをする！ そう寧史は意気込んでいました。

 

面接会場にきたのは寧史からしてみれば“たいしたことない奴ら”ばかり。

しかしそんな中に一人だけ落ち着いた様子で構えている男性がいることに寧史は気が付きます。

それは、若かりしときの黒木の姿でした。

面接後…黒木と会話する機会があった寧史は、彼に対して受かりそうなのは自分とアンタくらいじゃないかと話します。

黒木は健闘を祈るよと言って寧史の前から去っていってしまいました。

黒木の余裕そうな雰囲気がなんとなく気に入らない寧史は苛立ちを募らせます。

 

その日、寝る前まで黒木の余裕そうな態度を思い出して苛立つ寧史は、過去の夢を見ます。 それは、幼少期に母親が出来のいい兄を贔屓ばかりして自分のことをあまり見てくれなかった苦い思い出の夢でした。

さらに寧史は過去、本気で好きになった女性を寧史に取られてもおり…。

母親の愛情も、好きになった人の好意も…全てを兄に奪われてきた寧史。

なぜいつも自分が一番欲しいものは誰かが持って行ってしまうんだろう…行き所のない怒りと嫉妬を抱えたまま寧史は大人になってしまったのです。

 

寧史は悪夢から目を覚まし、くそっ…！と悪態をつくのでした。

 

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甘く濡れる嘘・第25話の感想

寧史が女にだらしなかった理由は、もしかしたらこういった過去が原因なのかもしれません。 「欲しいものは自分の手で手に入れられるんだ」と自覚したいがために、女をとっかえひっかえしていたのかもしれませんね～。 でもそんなことしてたら本当の愛とかは手に入らないのに…学生時代の寧史は相当心に問題をかかえてたみたい…。