コータロー君は嘘つき・第102話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「コータロー君は嘘つき」第102話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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コータロー君のテレパスは感知していなかった

コータロー君が全ての治療を終えて“普通の人”の状態になり、帰国してから数日。みのりとの関係も急激に進展していき、同棲まで始めた2人は、すべてが順調に見えました。

しかしそんな中、真香だけは何やら心配事がある様子。今回はそんな真香の不安要素が、回想シーンで明らかになります。

実はコータロー君は、手術によってテレパスじゃなくなったわけではなかったのです。むしろコータロー君は、テレパスの最終段階に移行していて！？

しかしその事実は、真香とコータロー君しか知りません……。

手術は成功していたはずなのに？

通常のテレパスは、テレパスの能力が上昇すると共に脳が浸食されて正常な脳機能を失っていきます。実はコータロー君の手術で回復したのはこの「脳機能の異常」のみであり、テレパスの能力上昇は止めることができなかったのです。脳が正常な状態のまま、コータローくんのテレパス能力は高レベルを維持していたのでした。

テレパスとして進化

これまでテレパスたちは進行する脳機能の異常により20歳を迎える前に命を落としていました。しかし、コータロー君は脳機能の異常のみを治療することに成功したのです。つまりコータロー君は、テレパスの誰もがたどり着けなかったテレパスの最終形態へと進化したということになります。しかし、コータロー君は作中ではテレパス機能を全て失った普通の人になったと話していました。いったいなぜ、コータロー君はこんな嘘をついたのでしょうか？

生きることがコータロー君の目的だったから

一度は自分の生を諦めていたコータロー君でしたが、みのりとの逃避行の中でみのりとこの先も生き続けたいと強く感じてしまったのでしょう。コータロー君が手術を受ける決意をした理由は、とにかく「生き残りたい」からでした。そして今回、脳機能の回復が成功して命を繋ぐことに成功したコータロー君。テレパスの能力が残っていようが消えようが、この時点でコータロー君の当初の目的は達成できているのです。もしここでコータロー君がテレパス能力が第三段階に進化したことを研究チームに伝えれば、コータロー君は病院から解放されず、みのりとの生活が遠のいてしまったことでしょう。

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コータロー君が普通の人になれたと聞いた時は、嬉しい反面少し物足りない感覚もありました。しかし今回はコータロー君がテレパスとして最終段階に進化していることが判明。なんだかどこかほっとするような展開でしたね。

コータロー君はこの先の人生、自分がテレパスの最終形態であることを隠したまま生き続けるつもりのようです。次回ではその理由に関して、コータロー君の胸中が聞ける流れでした。

果たして今のコータロー君は何を想っているのでしょうか！